The love that breathes

例えば空を見上げるような.

ピュア・イマジネーション/共通項

チャーリーとチョコレート工場 @帝国劇場

2023.10.22

 

ただ1枚のゴールデンチケット(FC全落ち・一般発売で獲得分)を握りしめて、伺ってきました…!

ウォンカ光一、ウィットと美しさと仄暗さに満ち満ちていて。帝劇で、舞台の上で歌う光一さんをみると、やっぱり素敵で堪らないな、、という気持ちになる🎩
舞台でしか感じられない、光一さんの声と仕草と愛嬌と途方もない美しさがあるよ🌹

光一さん、舞台の発声と歌唱、なんか毎年毎年聴くたびに深く甘くふくよかに響く声になっている気がして…ほんとめろめろした気持ちになる、その響きをいつまでも聴いていたいよ…(*´ `*)

 

 

1幕のキャンディーマンのジャケット?コート?この長さが最高に最高です🥰
光一さんの裾捌き大好きマン(?)としては、光一さんの身体捌きにワンテンポ遅れてついてくるそれの優雅さとか紳士加減とかそういうのにときめかざるを得なかった〜〜

お金を置いたのも(ゴミがあるよと示唆するウォンカ)おばあさんにゴールデンチケットが入ったチョコレートを渡したのも、みんなウォンカの想いの果てだったのかな…偶然でなく意志で、この少年に自分と新しい未来を託せるか、工場で見詰めたかったのかな…

冒頭からチョウくんのボーイソプラノ?的な純真無垢な歌声に感情持ってかれた〜〜なんかなぜか序盤涙が出てた、あんなに楽しい舞台なのに
この環境でも心豊かに生きる姿、健気さとか尊さとかからかな🥹 1人だけ舞台に立つシーンもあるよほんと凄かった

1幕、どんどんゴールデンチケットが当たっていき、それぞれの家族の出自と個性に溢れたステージが順に繰り広げられるのですが、眺めたり混ざったりするウォンカ光一とあーまた当たっちゃったよー(;;)とわんわんしながらくるくる動き回ったり意気消沈するチャーリーが毎回毎回懲りずに可愛かった…
ステージ下手にウォンカがチャーリーを誘導して、椅子に座って当選した家族のステージを見る場面があって。
そこのウォンカとチャーリーの絡み、一緒に座るまでの仕草、座ってからも、ほんとかわいい…かわいい…て唸りたくなっちゃった…

各親子、表現する音楽ジャンルが異なるのですが、ときどき混ざって踊る光一ウォンカの美麗なこと
チャーリーほっぽって混じっちゃう感じ、心気ままなウォンカでよきかな…そして色んなジャンルを踊りこなせちゃう光一さんのザJの文化と精神…(尊

バケット夫人がチャーリーに空想より現実を、と歌うのも、ただの諦めとか説教のようには全くきこえなくて、祖父母が4人いて夫がいなくて息子が1人、ってなったらそれはあたたかく寄り添う気持ちでもその言葉に至るよね…と丁度良い温度で伝わってきた

祖父母たち一人二役だったのだけど、ポーレガード氏が踊った直後におじいちゃんした時、冒頭汗が凄いわよってお隣のおばあちゃんのコメントから始まるの笑ったw せやな…!!
あとラストで工場に引っ越す話の時、驚いて一斉に立ち上がっておいwwの気持ち

1膜ラストの変幻、ソロ箇所で幕間に入るまでの、老人からウィリーウォンカとして登場した光一さんがザショーマンでときめきだった。
決め台詞を決め台詞として堂々放ち切れるのは主役たる所以で、ばちっと決まってて激烈にかっこよかったな…

楽曲、高音パートはチャーリーとかバケット夫人とか他の方がされるので、ウォンカ光一はより中低音域のメロディラインを担う事が多かった、それが絞った高音でなくふくよかな中低音の発声に繋がってこれまた素敵だった…SHOCKみたく張り上げるのは少なめ


舞台チャリチョコは2幕、子ども達にウォンカがだめだよだめだよときつく忠告した事を破った子が退場していく&ラストに親子でへろへろ退場するシーンがある、から、道理として飲み込みやすくなっているなあと思った。親の躾がなってないと歌うシーンもある

2幕の舞台装置の転換が圧巻で、工場の探検、歩みを進めていく様が自由自在に表現されていてすごかった!
スクリーンと可動セットとキャストの歩き回り方で、どんどん場面転換していってる〜〜がわかった☺️ チョコとイチゴの香りまで漂っててすごいな…

バイオレットのディーバな歌声とベルーカの我儘(ドスの効いた声色「パパあれ欲しい」)に特に魅力されたかも!
4人が個性に満ち満ちてるから、チャーリーの素朴だけど純真さに溢れる側面がより浮き立って、歌声の混じり気なさが真っ直ぐに胸に届くのだなあ

TVに手を入れようとする時にウォンカ光一がMr.マリックででんでん歌うのに、「知ってるよマリックでしょ」て年端のいかない子どもに言い放たれて「早く入れろよっ」て2言目にせっつくの、あれアドリブかな…ちょっとウォンカから感じが離れた声色で笑った

チャーリーとジョーじいちゃんが残って、階段を登るシーン、スクリーンに頭逆さにしたウォンカが映って、登り切った後帽子が脱げてるのがいいな〜と思った。
あんなにカラフルで極彩色とも呼べる工場とは違って、ウォンカだけの部屋である想像の部屋はただただ真白で、スイッチインタビューで孤独と孤高について話していた光一さんのことを思い出した。
次元の高さは他人の理解から遠ざかることにもなって、けれどそこで長年ウォンカは己と向き合ってチョコレートを想像し創造し続けてたんだな…
なんだか光一さん自身にも繋がるような気持ちにもなって、胸がぎゅっとした。ウォンカにはチャーリーがいたように、光一さんにもそんな全てでなくても共鳴して通じ合うひと、存在があるよねきっと…

ラストの透明なエレベーターのシーン、思ってたより滞空時間が長くて、あたたかさと抱擁感に満ちたウォンカ光一の歌声に包まれるだけでなく、チャーリーと2人で声を重ねて歌うだなんて、ほんとに素敵が過ぎた…
チョウくんのくすみのない朗らかな歌声に光一さんの響きのある低音が寄り添う様に重なって、様々を超越して2人は通じ合うんだなって説得力を持って胸に届いた。ウォンカもチャーリーも、互いが互いに巡り会えて本当に良かったねの温い気持ちになった🍫

ウォンカもチャーリーも度に触れて「イマジネーション」というフレーズを心を込めて歌うから、彩り溢れるセットもあいまって、ディズニー?と簡易な頭が連想した笑 
2人が大切にしてきた共通項だよね。

 

セット、迫り上がるキャンディーマンの店、屋根で現すバケット家の家奥行きあるセットと花と色彩で成す夢の様なチョコレート工事の空間、カップケーキのような船、リスたちのベルトコンベア、TVショーの縦書きテロップ、真白の想像空間と透明エレベーター、
ラストのチョコレート工場へ続く小さな家々が両脇に並ぶ階段、冒頭のロゴと粉雪やチャーリー父や透明エレベーターで星々が映し出される紗幕、効果的に可動する縦長の液晶モニター、両サイドのがらくた(でもポップで可愛い配色)の山。紙飛行機・・・
書き切れてないけど皆魅力的だった!溢れた色と色と色がキャストの衣装含めみんなけんかせず一緒くたで空間と物語に説得力を持たせてた。ずっと色彩が続いてくるから、真白のウォンカの想像空間と星空や夜の街並みに浮かぶ透明エレベーターがより映える

 

 

舞台全体の動きも楽しく目まぐるしく、ウォンカ光一の仕草も表情も身のこなしも踊りも歌声も、両方両方素敵で目に焼き付けたくてぜんぜん視界が足りなかった…チャーリーとチョコレート工場、光一さんの新しい舞台を目の当たりにできて、ほんとうに幸せでした🧸🍫 あとパンフのキャンディーマン&ウォンカのカットが、どれも嗜好過ぎてやばやばだった・・・!!!あんな堂本光一の美・・・(拝

 

なんにしても光一さん、表舞台もそれ以外もはちゃめちゃにお忙しいと思うのでどうかお身体を大切にお過ごしください、光一さんがステージで舞台で主役になる姿をこれからも目の当たりにしたい、他でもないあなたさまのファンはたくさんおりますゆえ…🙏🙏🙏