時代を前提に立っている
堂本剛 平安神宮 2016 8/27公演にお伺いしてきました。
平安神宮公演ははじめてで、実は今年のGWにふつうに伺っていました。
「ここで剛さんが歌っているんだなぁ」と思いながらお参りしていたのですが、数ヵ月後同じ場所で歌うお姿を見られるなんて…とご縁に感謝して時間を共有させていただきました。
※以下、記憶違いなどあるかと思います。何卒ご容赦ください。
1.I gotta take you shamanippon
2.Tu FUNK
3.I gotta take you shamanippon
竹に囲まれたステージ。斜めに切られた切り口の中に照明が入っている。
後ほどの、スティーブさんの今回のパーカッションも竹でした。半円状に長さの異なる竹が括りつけられて並んでいる楽器でした。
一瞬のtuを挟んで。敢えての挟みこみ(喜)
途中、客席に背を向けて両手広げて下から上にあげながら、腰を揺らしておしりをフリフリ…とんでもない(^q^) 全体的にゆったりした服装だったので、体が揺れる姿が優美で甘美(←叱)でした。腰にも水晶をつけて本当に巫女のようでしたよ…
4.Clap Your Mind
メロウというか少しスローテンポだった。なので振り付けもなし。剛さんはときどきに胸を叩いて客席を指さす。
2月に続いてセトリin。ここ最近の剛さんのマインドに合った曲なんだろうなぁと思う。
5.インスト~Believe in intuition…
自ずからの腕で叩いた胸、精神と意向による直感を信じること。しなる右腕と指先の美しさ。ベース、黒い身体と長いネック、抱き込むように鳴らす剛さんえろいよー。
この曲もスローテンポ。ムードたっぷり。今年は8月末だったけれど、開催月によって夕暮れの時刻が違うから、演出の違いもあるんだろうなぁ。
intuition、のクレッシェンドかかった音の広がりが心根に迫ってくる。
平安神宮の屋根にプロジェクション投影。鶴とか和のモチーフ。
6.TUKUFUNK
席を移り、ステージ向かって中央左のピアノの前へ。照明を落とした中で音を奏でる剛さん。
7.音楽を終わらせよう
明確な怒り。時代への怒り、こんな時代ではいけないというこんなにもあからさまで明確な警鐘。歌詞を変えて、今の時代と時代への想いを反映させている。
反比例して、この曲をピアノで表す堂本剛の心根。ギターでもベースでもなくピアノを選ぶ純真無垢の優しさ。
平安神宮の屋根に映る映像。いろんな種類の花が風に揺れる画。風力発電の画。火力発電の画。夕暮れで茜に染まる、空に茜が燃える画。あまりにも明確な画。明確なシーン。世間一般でも意味することは1つというような、わかりやすい暗喩。
8.Paint it, fill it with love
愛で塗りつぶす。こちらもlove、の重さ大きさ広がり。今日ここで指したit、それとは?
怒りは愛で塗りつぶす。変えたり待ったり呼び掛けるんではなくて塗りつぶす。「塗りつぶす」という言葉の剛さんの中のイメージはどんなモノなんだろう。
演奏中何回髪かきあげたのかな?素朴に考えたら、TVでの限られた時間であればともあれ、1時間半の表現では顔前にかかるはず。イコール色気確信犯? それともどなたかへのオマージュ?
ダンサーさん(どの曲か忘れてしまった)鬼の面を両手で持って舞う。剛さんの後ろに2人並び、面のみ上左右から出す。
剛さんと鬼を結びつけたことなかったなあ。鬼は神であり、一般的には恐怖や怒りのモチーフかなと思うのだけれど。それに託すくらいの心の一側面があるということなのかな。
9.NIPPON
平安神宮の屋根に月が浮かぶ。月?と思うと、この曲。
ここでニッポンかーくあーほんとに確信的なんだ堂本剛氏ーと内心ぐうぐう唸った。
ソラシドレ、って喉の鳴り方転がり方が美しい。いいかい、みるかい、の語尾の優しさ。
日本という国に、これからひとがどうなるか見ていて欲しいということかな。
10.これだけの日を跨いで来たのだから
暗転。ああそしてこれ跨なんだ。2月の本編最後と同じ曲。半年経って、それでも今の音楽の締めくくりはこれ跨なんだな。
ひとが生きることの確信をついた曲だと思う。
「あたしたちはね 歩んでいるの 一歩一歩と人生って”涙”を」と歌い、「人生って”みんな”を」で客席を指差し、最後「人生って輝きを」でバンメンをぐるりと指差す。
あの頃も悲惨な出来事があったけれど、今も悲惨な出来事があって。それでもそれも、生きてきたから。みんなの輝きがあるんだな。こんなにも美しい剛さんのお姿を眼に焼き付けられるんだな。
大サビ、小さなしゃぼん玉が無数に空を舞う。ステージ向かって左手から右手へ向かう風にのり、きらきらと光を反射させて飛び立っていく。剛さんはこの瞬きに、輝きに、何を託して。何を祈って。
11.セッション
何回見ても剛さんの指先タクト素敵。
最後リフト(上へ)。双眼鏡で見たら背景が白い霞のようなレーザーで、それを背に音楽を奏でる姿はほんとに天に祈り捧ぐ巫女のようで神子だった。
ダッチさんパートライティングが緑でこっそり笑った← ライティングや映像が時間図る鍵だったりするのかなー。
12.ごあいさつ
リフト、ギターをスタッフに預けて跳んで下りて。ありがとうございました、ってやわらかくやわらかい声で。京都で奈良で音楽を鳴らす剛さんの心にはやわらかさが表れるということなのかな。東京という土地にいない堂本剛はやわらかくて優しくてアルカイックスマイルを浮かべる時間の多い人生だったのかもしれない。けれど今こうして仲間と出会いいっしょに居るのも今の堂本剛。
・空模様
昨日は雨が降って。
今日は風が吹いて、髪型7:3だったのが9:1くらいになって。スティーブみたいにしてくればよかったんですけどね。そうでないのが今の僕ですからね笑 ない髪をかき上げる仕草をするスティーブさん笑
・年齢
37歳、もう少しで40歳です。僕がいちばん、細胞から驚いているんですけど笑
こんなにキュートでセクシーな37歳、そうそうおられないですよ…驚きですよ。
・憤り
火のない所に煙が立つ時代。インターネットで書いたことが真実になっていく。
両手でキーボードを叩く指先をする剛さん。指の運びの美しさ。
・明日の天気
明日の天気…どうにかならんかと色々やってみます。
結果どうにかなりました。剛さんなにしたんだろう笑 それともファンの色々やってみたが通じたのかな。
・This is TD
今日会場に来れなかった方にも「愛してる」とお伝えください。
・平安神宮映像化
平安神宮も映像化しようとしてます、諸事情ありまして…
冷静に考えたら、9月アルバムで10月ツアーだからそれ以降リリースだよね…今回の映像も加えたら年明けてからかな?楽しみだなぁ。
・合同参拝
5千人ちょっとがたった一人の腕の動きに合わせて2拍できるって凄いなぁと思う。いつも私達その御方のご指示に合わせて、跳んだり踊ったりクラップしたりペンラ振って回してますもんね!踊りたくて躍らされてますからね!笑
・This is TDその2
「これからも僕の人生に寄り添って頂ける間は寄り添ってください。僕も(皆さんが許す限りは)寄り添いますので。」
いま色んなことが起きて、将来を約束することってとても重いことな時期だと思うのだけれど。剛さんはファンと寄り添い合い、表に立ちながら生きると言霊にしてくださるんですね( ; ; )
1曲目で世界へいざなって、2曲目と3曲目で己の心や精神の有り様を説く。4〜7曲目は時代への怒り、怒りを越えた先の悲しみ、悲しみを抱いたからこそ流れる涙、そして涙が流れることも、みんなみんな生きているから感じられることである。そう説く。時代と対峙する己自身の心模様を描く。
剛さんはセットリストで時代への憤りや警鐘を明確に表現した。けれど、7曲目の中でオーディエンスを、そしてバンドメンバーを指し、皆と心を通わせることで、それらを内包して受け止める。拒絶したり畏怖するのではなく、抱き留めて啓示する。君はそうでいいのか、と両肩を抱いて眼を合わせて問う。
その視線を真摯に受け止め、咀嚼し、行動へ変換していくことが恩返しなのだと思う。
平安神宮公演は直近発売のアルバム等に選曲の選定基準がおかれない分、今の堂本剛が奏でたい音楽、訴えたい言葉、伝えたい感情が詰まった公演なんだなと感じました。
堂本剛という御方は。時代に呑まれ、時代を見詰め、それから時代と対峙し、今は時代を前提に立っている。
きっと限りあるその瞬間瞬間をきちんと丁寧に生きて、それを丁寧に積み重ねていらしたんだろうと思う。ごりごりのfunkstarな時間の音楽だって、心根が優しく美しいひとの音楽だと感じられる。
だからいつまでもそのお姿や思考を知って見詰めて寄り添わせていただいて、生きていきたいなぁと思うのです。
ありがとうございました。
GratefulなRebirth(優しさの形)
Rebirthしたのだ。文字の通り、まさに、そのままに。
そしてそれは剛さんにとって、Gratefulなことだったのだ。
それがこのミニアルバムの要旨で、最も重要な事実だと思った。
誰かを救う方法に答えはなくて、ただ親身に寄り添うことで救われることもあれば、現実を直視させて鼓舞することで救われることもある。
剛さんはこれまで前者をとることが多かったけれど、今作では後者を手段として形にした。上辺だけの暖かさではなく、強さに、大きな愛に裏打ちされた優しさ。
そしてそれをリスナーに向けてもいいと思った。
これまではきっと、形にする過程で「聴き手がどう感じるか」を考える瞬間が大なり小なりあって、前作「Tu」においても一匙のそれは練りこまれていたように思う。
今作にその優しさはない。剛さんが信じる、何も知らない人が見れば諫言のような、けれど本当に相手を思っていなければ向けることのない大きく強かな優しさ。これまでほとんど形となってはいなかったものを、贈った。
受け手はその結実を、1曲1曲1音1音、一言一言を真摯に受け止めなくてはならない。
それが剛さんの強く優しい愛への誠意だ。
剛さんの歩みの中で。去年のTuFunkライヴで四季が一巡りしたんだと思っている。
右も左も見えぬまま歩き出した、まるで新学期のような多くの不安と僅かな期待を胸に抱えた春。
梅雨を孕み、空が泣いて。照り付ける太陽の下、龍やバッファローを従えて勇猛果敢に舞った夏。
日暮れが日増しに早まり、白と黒、光と影がすれ違う中、暖かさを求め掌をこすり合わせるように己を紡いだ短い季節、秋。
次にくる新たな季節へ向け、春から秋まで得た仲間や経験や音楽を結実させた、小春日和の続いた冬。
そして2回目の春。四季を巡った剛さんは自身の生きる道を、こうしたいではなく、こうする、という半ば事実として見据えたのだと思う。そしてこの先も、大切な仲間、オーディエンスとともに、新たな世界を、新たな声を見つけ、手にしていくのだと思う。
Panic Disorderだった剛さんも、実像から遠ざかる恋人への心の恋人も、それは過去であり過程であり、もうそんな風に傷を露わに歌う剛さんと会うことは一生ない。
Neo Africa Rainbow Axのような、開いた眼で辺りを見据えた音楽で、臨戦態勢に構えた剛さんと会うことは一生ない。
…のかな、と茫洋にそう思いました。今作の音の抜け方、声の力の抜け方に、そう言われたような気がしました。
おまけです。
自分自身の中で1つ決めているルールがあって。それは、剛さんの産み出す音楽を手元で初めて聴くときは、自室の暗闇の中で、何も見ずに聴覚だけに集中して聴くこと。今回は加えて雑誌を読むのも控えて、先ず音に込められた魂を感じたいと、聴いたのです。
14年前から続けていて、多くの場合どくどくと鼓動の高鳴りが止まらずに発汗するくらいのことのほうが多いのだけど、
今回は8曲、ただただずっと寒気が止まらなかった。それは剛さんが新しい世界を歩きだされたことへの畏敬のような、そんな怖くて嬉しい観念が全身を駆け巡っていたからだと思う。今の私はこの御大の優しさと愛情に応えるだけの心の美しさがあるだろうか。澱みない胸を晒せるだろうか。
晒せないのなら、おのずから、今からだって、するしかない。剛さんが光を当てる、GratefulなRebirthを果たせるように。
明日からまた頑張って生きます。剛さんに恥じることのないように。
祝詞を給うて
(「堂本剛 平安神宮ライブ2012 ヒトツ」の内容に関する記載を含みます。
五月雨文章ですのでご容赦ください。)
祝詞 祭祀にあたって神前で称える詞章。(辞書:コトバンクより)
Mステの「T&U」を観て、堂本剛さんが奏でる音楽をどうしても、もっと感じたいと思って、久しぶりにディスクを取り出しました。
心が掴まれてどうしようもなくて、その肩に乗せた決意と優しさが途方もなく尊くて、こんなに純真に、同時に屈強に洒脱に生きる御大が幸せに生きられますようにと、心から祈りました。
ホテルの一室で、TV画面を眺めたりタブレットに触れたり、ソファに体を預けた視線は何を思っていたのだろう。
震災の現場や、京都・平安神宮を一望できる高台。東京タワーの上、スカイツリーの下から。世界を見渡す背中は何を感じていたのだろう。
裸足で川の中に足を浸し、太陽を眇めながらふんわりと笑う鼻先は何を感じていたのだろう。
公演後、時折夜空を見上げ、ファンの声援に「ばいばーい」と声を返す。空高く伸ばした手は何を思っていたのだろう。
その答えのすべてはきっと舞台の上にあって、同時に日本のどこか一室のベッドの上にあるんだろうと思う。
仮面をつけ、舞いながら舞台へと昇る堂本剛さん。「空が泣くから」のPVで見せたような、何かを手繰り寄せ引き寄せ、世界の真実を憑依させるイタコのような、能面で演じる伝統芸能のような仕草。
ギターもピアノもベースも祈りを捧ぐための神器かと錯覚する。
祈り、という意味では剛さんの歌声に勝るものはないなと思う。
どうしてあんなにも狂おしく切なく、そして純真に真っ直ぐに、絞り出すように末広がるように声を伸ばせるのだろう。聴衆の心に突き刺さり、染み入り、確かに心の中に声が届いて、残る。だからまたあの声を生で体感したいと思う。
「必ず信じてみせるよ」と歌う剛さんは誰を、何を信じたくて、そんな切なげに祝詞を給うて歌っていたんだろう。
あれから4年が経って、今の剛さんはもしかしたら「みせるよ」なんて語尾を遣わず信じる、と歌うのかもしれない。堂本剛が綴る歌詩の語尾、その変遷を辿ると御仁がどんな歩みの果てで光を捉え、抱き寄せたかが良く判る。
いつだって私は貴方を信じている。がんばろっかな、って切ない眼でくたりと笑う最後のシーンは、傷つきながら、それでも信じ願い歌う繊細で勇敢な剛さんを象徴するようだった。
今年の平安神宮公演も発表になりました。
古都で奏でられる剛さんの世界を、今年は肌で感じられますように。
剛さんの、慈愛と攻勢
開演前にわたるさんすうぃんごさんスティーブさん剛さんでセッション!
生身の人間として、限られた尊い愛として
KinKi Kids concert 2015-2016 12/31レポ
人生始めてKinKi Kidsのコンサートに参戦しました。
雑誌のレポも出ていて今更ながらですが、自分の備忘として残したいなと思います。
メモを取ることもなくただ記憶に沿って書いたので誤りも沢山あると思います。個人的感想が多分に含まれます。 ※左右はステージ向かって。
OVERTURE
・メインステージ上、左にバイオリン女性団、右に管楽器男性団。
夢を見れば傷つくこともある(衣装①)
・メインステージより登場。あのイントロが鳴って、剛さん、前髪~トップにかけて強めのパーマかけて、金ステッチの黒ロングコートをなびかせるその姿が、初めて肉眼で見たお姿は本当に貴公子、王子様だとほんとに思った。この時点でああもうあかん、これはだめだかっこよすぎる、と思った。
・奥からステージの上下を活用してだんたんメインステージ前方へ降りてくる。はああ…素敵過ぎる…
ココロがあったんだ
・ダンスあり。
やめないで、PURE
・曲入りがじらすイントロ×レーザービーム×炎の演出。かっこよすぎる。ダンスあり、当時とおんなじ振付!激しくときめき。炎があがるたびにキャー!って会場。
・剛さん左、光一さん右へ。途中から手押しステージに乗ってレールに沿って移動。どんどん近づいてくる正真正銘本物の剛さん…!丁度目の真に来た時は、俯き加減でレール下にいるスタッフさんにイヤモニ触って、☝のポーズで上下にくいくい。音量あげてなのかな?指示してたのでお手振り等なし。ああ本物だぁ…って思った。
フラワー
・バックステージから残り半回転。原曲キー!光一さん時折高音喉きつそうだったー。そしてその光一さんが今度は目の前に…!王子で、大人のオトコだ、って感じた。ララララ…のところ会場大合唱。「もっと!」とか声掛けて煽る光一さん。
もう君以外愛せない
・メインステージの塔型タワーに剛さん左、光一さん右で乗って上昇しながら歌唱。生バラード綺麗すぎて心に沁み過ぎる。終了後暗転、そそくさ!と二人はステージ中央後方にはける。結構全速力なダッシュだったと思う←
情熱(衣装②)
・管楽器隊が後ろでマーチングバンドしている中、メインステージ中央から登場。衣装、赤いジャケットに。剛さんのジャケット、後ろが燕尾服みたいになっていて(背中側は黒色)、すごいそれいいわぁ…って思った。
・ダンスあり。オリジナルの振付!
・大サビ前、おもむろに指揮者役の男性が持ち出したもの、それは光一さんが剛さんにブンブブーンでクリスマスプレゼントしたプラスチックのトロンボーン!会場ざわざわ。剛さんはふっ、と肩の力を込めて・抜いて、光一さんは音が出る所にマイクかざして。結果は「すーーぷぁぁ」と前半は空気音だけ、後半は相応に音が鳴っていました。会場暖かい大爆笑。かっこいい→ボケる→何事もなかったかのようにかっこいい、の最近恒例の流れ…!笑
願う以上のこと 祈る以上のこと
・メインステージ。ダンスあり、Mステ等で当時踊っていた振付?
・中央で丸いステージがせり上がり、そこで歌唱。曲中2回、羽根が噴射。スクリーンに映った、羽根が舞う中歌う剛さんと光一さんは紛れもなく、もうこの上ない、これ以上ない崇高な天使に見えた。
Misty(衣装③)
・前半バンドメンバーインスト(着替え)。メインステージ、ダンスあり。もうだーらすたらんだーらすたらすたん、ってきた時点でうわぁぁぁって…!過去コンサートで踊った時はDVDでうわぁぁって思ったのだけれど、実際に肉眼で見るともう言葉では言い尽くせない衝撃がありました。
Kissからはじまるミステリー
・中央ムービングステージ、その上でダンス!2人で踊るって、やっぱりなんだか素敵。剛さん間に合わない~で振付飛ばす。剛さんの周りを光一さんが回っている感じになりました(後ほどMCで光一さんが触れ、歌いながら再現。ふんふんふーん、でやるともう間に合わへんやん?という感じで(笑))。「キミがほしい」のとこの指差し振付がまじで本当にぐはっっって感じだった。すげーーときめく。カメラで抜かれてスクリーンに映ったときとか破壊力半端なさすぎる。ほぼバックステージ側にいたので本人の姿をなかなか見れない位置だったのですがそれでも刺さった。
・ペンライト、「♪きみがほしい」のあとふっふぅー!という感じで2回短く振る。ジェロマ以外にも決まった振りあったのね。これ幸せ。
・バックステージから剛さん左、光一さん右をメインステージに向かって歩いて戻りながら歌唱。剛さん右手にペンライト持って振りながら、歩きながら歌唱。
・光一さんは自分のマイクで振りをするので声が飛ぶ(笑)。サビ前「もっと大きく!」とご指示が飛ぶ飛ぶ。ファンは楽しくなって応える応える(喜)。間奏で振りがちょっと休まると「休むなよー休むなよー!」って、でも「うそ(笑)」って言葉を続けて言うから光一さんらしいなぁって思う。
・剛さんはキレイに手首を回しながら、1番の前後くるくる、2番Aメロはジグザグ、Bメロ(サビ前)はゆっくり頭上で回す振りをお手本しながら歩いてくる。2番サビ位で本当に目の前に来て、ああもう本当にとてつもなくどうしようもなく、10メートルそこらの距離に堂本剛という人が存在して、目の前を歌いながら歩いていて。体の肉や骨格が感じられた。夢みたいで。
メインステージ戻ってきて、ダンスあり。例のあの振付!大サビの向かい合う所でキャー!ってなる客席。
MC(40分)
※網羅できず…アバウトな記載
★カウコンリハ
○こ>今日9時からカウコンリハだった(昨日もやって)。東山さんがいなければ出なくて~と思って光一さんが確認する(聴き方再現あり)も、俺は7時から起きてるよ、ということで撃沈(笑)。
○こ>KinKiコン→カウコン→KinKiコンを知らない人もいて、友人からカウコン頑張って、と言われるけど、その前も後もあるんだよ…と光一さん。知らないひとが多いんだよね。
○こ>FNSで見たひとなんだこれと思ったでしょ、ブンブブーンで光一さんから剛さんへのプレゼントだったんだということを説明。
○こ>「情熱」でのあれな(笑)!と光一さん。すーぷあぁ!って感じだったなぁ(笑)と。
つ>これ練習せえへんのやで、今日3回目や。本番前練習しようかなぁ、と思ったけどしない、ということで大阪公演振りのトロンボーンだったとのこと。
こ>大阪では初日すー、とならず、2日目はぷぁー!となったもんな。大阪のホテルで練習してたやろ、凄い大きい音がなってたよな(笑)。俺その日隣の部屋でインタビュー中やってん
つ>「何のインタビュー?F1か。ならええか」って続けてん(笑)
こ>あれぷぁー!って鳴るたび会話途切れるんだよ(笑)
○おもむろにはけてトロンボーンを持ってくる光一さん。
つ>ぷぁーぷぁーぷぁー(鳴) と数回鳴らす。
こ>これなんだと思います?(観客へ尋ねる)
「Stay with me」やって
観客>(大爆笑)
○こ>つ(裏返る)、つよしくんはさぁ!このトロンボーン、練習するつもりなの…かなぁ↑(上ずり)…?! ←光一さんの裏返った声がめっちゃ可愛かった。
つ>折角やし、ファンクはブラスもあるから、練習しよかなぁ
○他にFNSのリハ中、剛さん浜崎あゆみのMのサビで合いの手みたいに鳴らしてたら、実は画面を浜崎あゆみのマネージャーさんが撮っていて、音入っちゃってるであろう、それに始め気づかずやってた剛さんと、気づいてたけど剛さんのこと眺めてた光一さん、という話もあり。
★大阪公演での光一さん飲み物との格闘
○こ>会場乾燥していて。ジェロマ→スワンソングの間で、メインステージ横に飲み物おいといたんだけど。マネージャーが親切でストロー付けて、しかもビニールかぶせてくれてて。あそこも時間ないから、俺はキャップあけて飲もうと思ったら、ストローあるやん!カバーかかっとるやん!!であああって格闘して飲んだ(笑)。その後マネージャーがストロー落ちてましたー(笑)って持ってきよるねん(笑)
○こ>今日寝た?
つ>俺はどうしようかなーと思ったけど寝てへん。
こ>ちょっと仮眠しようと思う時も、アラームなる3分前にマネージャーさんが時間ですよ!って起こしてくんねん!
観客>(笑)
お>俺は2回目のスヌーズで起きようと思ってんねん!って言う時あるよね(笑)
◎光一さん毒舌炸裂(笑)、剛さん優しいフォロー(笑)。
Alright!
・MCで今回のシングルにあたり、堂島公平さんが作ってくれた曲です、の紹介から。
鼓動、千々に
・本公演では、今年のシングルから5曲演奏されました。
Harmony of December(衣装④)
・幕間。HoDのPVの続編、のような映像がスクリーンへ。ディセンバー号に乗っていた少女と、恋をしていた少年がお互い青年になって、バー(?)で行方不明になったディセンバー号のチケットを持った青年が現れ、1~2時間後女の子が同じ店を訪れ、青年を追い掛けて再会・抱き合う、というストーリー。
・中央ステージが左右に開き、上下する橋のような上にお二人の姿が。民族衣装のような長いコート、剛さん茶系、光一さん黒系、胸にバッチが沢山。HoDでは橋が上昇。二人並んだ姿が神々しすぎて神か・美しい何か別の生き物か…と思った。崇高だった。これが尊いと云われるKinKi Kidsなんだな、と心底思った。そして美しいハーモニーだった。最後の剛さんのパートも綺麗で美しくて透き通るようで。
SNOW!SNOW!SNOW!
・橋が降りながらの歌唱。MCで「SNOW!SNOW!SNOW!」は歌いますよ!としっかりネタばれした曲が早速きた…!という感じ(笑)。この冬ソング2曲続きは本当に神々しかった…橋の演出も相まって。しかし私達の位置からだと中央の高く開いたスクリーンとその柱の関係で剛さんの実際の姿はほぼみえなかった。光一さんはかろうじて。神々しいお二人が並んだ姿はスクリーン越しでの鑑賞となったのでした。
愛のかたまり(衣装⑤)
・SNOW!SNOW!SNOW!が終わって、橋の手すりを開いて前進、メインステージへ進んでいく。あの、二人が並んで颯爽と歩く姿は、ああこれがKinKi Kidsなんだな、と感じた。仲良くきゃっきゃ歩くでもなく、仲が悪そうに歩く訳でもなく、表面上は一人と一人で、でもお互いがお互いを気遣いながら、凛として歩いていく姿が、これがKinKi Kidsなんだと思った。
・歩きながらコートを脱いで衣装⑤。純白で、キラキラがついた衣装。1番を歌い、アレンジver.の歌唱。1番後曲間から振付き…!シックで大人っぽい振りつきでした。
・愛のかたまりはこれまでも原曲があり、アコースティックverがあり、そして2015年のアレンジverがあり、今回は振りつきで。KinKi Kidsのお二人と、ファンと、皆の愛で進化・深化していく曲なんだと思いました。
硝子の少年
・愛のかたまり→硝子の少年とか、今回セットリストの曲目組み合わせが本当によく分かっていらっしゃる…!流石です…!というものが多かったです(HoD→SNOW!x3、愛かた→硝子、Secret Code→99%LIBERTYとかね!!)。振り付き、数年前に新しくなったものでした。
・イントロの時点でうわぁぁぁ…!って感じに。素敵じゃー。♪雨が降る、の時の指の動きが画面に映って、吸い込まれそうな気持ちでした。
・2番のサビで剛さん膝爆発。私は丁度双眼鏡で見ていて、ぱん、ていった時とくっ、って険しくなった剛さんの表情を双眼鏡越しに生々しくみてしまった。2番サビはほぼ体動かすだけで、大サビ前の感想は簡略的に踊る姿、大サビは元々振りなし。大事だったかな、この後踊る曲あるかな、カウコンや明日の公演は大丈夫かな…と祈るように見ていました。
Secret Code
・剛さんジャケット脱ぎ。肩口で切れたデザインで、二の腕~指先まであらわに!剛さん右側、光一さん左側に(花道人力車)。
99%LIBERTY
・バックステージ側から剛さん左側、光一さん右側へ。目の前を通った時は、正面で向いてくれはしなかったけれど、私達より上段へ片手を振った姿を見せてくれました。その後メインステージ側に戻る後ろ姿が、白の上下衣装に包まれた、大きな背筋と、丸い上腕二頭筋と、筋肉と筋の肘から下が、目に焼き付いています。ああ堂本剛さんは人間なんだ。実在していて、東京のどこかで今も生活を送っていて、色んな事を考えて舞台を作り上げて、今日という日はステージに立って私達を魅了してくれて、それが終わるとまた生活に戻っていくんだ、ということをひしひしと感じました。実在した人間、二次元ではなく三次元の人なんだということを強く感じました。そして、私達は平等に年齢を重ね、こうしてそのお姿を見られる、今のような関係性がいつまでも続くものではないということを同時に感じました。雑誌ではつるつるした肌を見せていても、スクリーンに映る肌や汗や歌う時の皺は36歳男性のそれで、私達も平等に年齢を重ねているのだと。また、剛さんは一つ一つを真摯に生きた結果として、今日という日を迎えているのだと感じました。
ちがう道、おなじ空
・バックステージで挨拶。挨拶が始まってはたとして、なんかあああっという間だ、もう終わってしまうなんて信じられない…という気持ちになりました。そのままはけ。
アンコール
鍵のない箱(衣装⑥)
・キンキ!キンキ!のコールの後、登場!メインステージの扉が開き、レンガのような形の、白地に「Tsuyoshi/Koichi Domoto」の文字と青色のラッシュが文字下に引かれた、もこもことした気球に乗って登場。高い…!人力で動かしていて、先ずはメインステージ→バックステージへ直線で向います。一番上の席の人にも近いんだろうなこれ…!
・衣装は剛さん緑、光一さん白黒のチェックスーツ。可愛い…(蕩)。
・剛さん左、光一さん右で横方向へ、メインステージへ戻る方向に。斜め下から双眼鏡で剛さんの姿をずっと眺めていました。お手振りいっぱい。
Anniversary
・この曲生でききたかった~思っていた~まさかアンコールの最後に歌ってくださるとは~(感涙)。
挨拶
★来年
○こ>来年はKinKiの活動が増えることを約束します!
観客>キャー!
こ>ま、そうならないかもしれませんが
観客>えー!
つ>そうなんですが(笑)
こ>約束は破るためにあるものですよ、約束以上のものをお見せしますよ!
観客>キャー!
★剛さんの膝
○つ>膝爆発しましたから。
こ>そうなん?
つ>カウントダウンではきっちり治して踊りますよ。
★はけ
・つ>あばよ!
まさかの剛さんはけ挨拶「あばよ!」が画面に大映り(笑)。
エンドロール
・今日の公演からの写真と、演者さんのお名前が流れる。写真が、静止画が美しかったなぁ…。
私が明確に堂本剛さんのファンになったのはROSSO E AZZURRO発売よりもう少し前から(人生で初めて買ったCDがそれだった。シングルはカナシミ ブルー)で、それから何年も何年も経つけれどコンサートに参戦したことはこれまでなくて。
今回参戦して感じたことは、剛さんも人間なんだ、ということでした。TVや雑誌では穴があくほど見ていた姿でも。実際に拝見して、いろんな場面でKinKiのftrを「尊い」と表現する理由を全身で感じたし、王子とも天使とも、ある意味二次元に近いような感覚として崇高さを覚える場面は沢山ありました。けれど、花道で10メートルもないような距離で目に映った剛さん、光一さんは当たり前なんだけれど三次元の人間で、36歳の男性で、今この瞬間命をしている御方で。
そしてあとどれくらい、こんな風に全身全霊で剛さんを愛することのできる時間があるのかなと。「10years」の10年後を迎えて、今も剛さんと光一さんは唯一無二の二人で並んで、歌って、笑っているけれど、25周年になったら40歳を越えていて、応援する側である自分も結婚したり家庭ができているかもしれなくて、30周年の、今から10年後は理想の姿はあっても、実際は正直予想もつかなくて。
今この瞬間、今日という1日を、この御仁が生きている同じ時空で生きていること、それに心から感謝して、今この瞬間お贈りできる最大限の愛を賭して生きていかなければ。将来どこかで後悔するのかもしれないと思いました。
それと、どうやら人生観が変わったようで、仕事での取組すら変わりました。凄い。
2016年は活動を増やしたい、と仰ってくださっているので、全身全霊でそれにお応えしたいなと思います。またこんな風に、ただただどうしようもなく愛しています、という気持ちに溢れる日が来ますように。