The love that breathes

例えば空を見上げるような.

2017回顧

2017年も最後の日となりました。

KinKiさんごとで言えば、今年は20周年本番、その日を控え。同時に剛さんはソロ15周年。光一さんはSHOCK東京公演に加え少しぶりの大阪・福岡公演。たくさんの楽しみがある1年、となると思っていました。

 

昨年のアリーナツアー&ドーム公演を終え、KinKiはお休みの季節。ただしSONGSのSpin off放送があってそれが凄まじかった。剛さんには光一さんがいて、光一さんには剛さんがいて。唯一無二のデュオがKinKi Kidsで、こんなひとたちを愛して来たんだなって幸せな気持ちになった。

剛さんは絶賛ソロ制作中のようで、all starsのSNSからその様子が漏れ伝わってくるたびに喜々と胸を躍らせていました。アンプ・フィドラー氏や山下達郎氏というビックネームが楽曲に参加しているなんて報もあり。とてつもなくうずうず、体感的にはかなりの長い期間うずうずしていました(笑)。

そして光一さんのSHOCKを初めて観劇しました。アリツアの光一さんソロを見て改めて堂本光一沼に嵌り、ソロアルバムを抜けていた分全借りし、Spiralのライブ映像を見てその緻密さ美しさ力強さストイックさお茶目さに魅了された2016年後半でして…ああSHOCKを観にいかねば、と使命感を覚え観劇と相成りました。凄まじかった、コウイチを通して堂本光一のショーイズムを全身で浴びたような気持ちでした。

個人的にはKinKiのライブ円盤を最新から見返すツアーを始めました。何故って単純に剛さん光一さん不足だったから、なのですが(笑)。どのコンサートも見るたび見るたび素敵で無敵なKinKi Kidsがきらきらしていてあー好き!!と一人で悶えていました笑。今年は緊急コンまで計7枚到達したので、2018年もまた継続してみられたらいいなぁ。あと思い出しましたがJEさんどうかどうかアリツアの舞台裏含めた円盤リリースお願いします…心から…緊急コンの円盤楽しすぎてリピりまくるから進まないくらいだったのです…どうか後生ですから…(*´人`)

 

剛さん、ファンのうずうずに応えるようにサイトのカウントダウンが始まり、4/10から5/29 17:09へ。そしてENDRECHERI、その発表を迎えるのです。今思い返してもあの胸の高鳴りは本当に鮮烈で。多くのプロジェクトネームを泳ぎ渡り、その時々の音楽を生きて鳴らした剛さんが15年経って立ちたいと思った場所があのENDLICHERIだという事実がなんだか胸に来た。敢えてREとスペルを入れ替え、もしかしたらここ数年から季節を跨ぎはじめていた剛さんの様々な音楽が一気通貫、今の剛さんの表現に落とし込まれるのかもしれないと心根から湧き上がる喜びと幸福を止められなかった。あんなに希望と期待に溢れた感情を抱くこと、そうないと思う。それからサマーソニックイナズマロックフェス参戦の報が飛び込んできて。これもほんと表現がだめだけとしんじゃうほど嬉しかったな…剛さんの長年の願いが、堂本剛の音楽が円熟したこのタイミングで叶うなんて。アー写の色香に撃ち抜かれたし剛さんがひとつご自身の努力で夢を叶える瞬間が来るんだな、と本当に本当に嬉しくて堪らなかった。平安さん開催も決まって。

それと銀魂・高杉剛の情報解禁も。ぎゃー剛さんのヒール役が映画館で見られるなんて…とまあ舞い上がった。どちゃくそ嬉しかったあああ。

夏を迎える前、5/31 にはMTVアンプラグドにも出演。麗しさが詰まっていた。この日収録した映像が20周年の記念品にもなった。

 

こんな夏はもう2度と巡らないだろうし、その一点においては天地がひっくり返っても2度と味わいたくない。剛さんがこれから得るはずだったものがばらばらと掌から滑り落ちて、あんな声の剛さんのラジオを聴く時間はもう絶対に来なくていい。

20周年その日に向かってKinKi Kidsがアクティブに活動を始めた。The Red Lightのリリース、未満都市の20年前の約束が叶えられるなんて言われたり、ラジオ特番で20周年その日を迎えることになったり、20周年のpartyするよ!なんてキンキらしからぬ楽しいタイトルのイベントが開催されたり。純粋にシンプルに、胸躍るKinKi Kidsの夏を迎えるはずだった。

光一さんの言葉は非放送地区だったのでリアルタイムでは視聴していなかったのですが、Twitterで情報を知って、 え? って。時が止まったというか、大好きな光一さんが大好きな剛さんの体調について、何を言っているのか始めは脳みそがついていかなかった。新聞記事が出て、WSで取り上げられて。入院中情報はないので兎角祈ることしかできなくて。症状の度合い、理由、治療の方法なんかを憑りつかれたみたいにひたすらネットで漁っていた。光一さんは剛さんが音楽を鳴らせない間、KinKi Kidsとしてその場所を守り歌っていた。未満都市撮影の真っただ中、夏の音楽特番直前の発症で。全部だきしめてもAnniversaryも愛されるより愛したいももう君以外愛せないも、光一さんがKinKi Kidsを守り歌う姿に息が詰まった。退院後予後100%戻っている訳ではない状況が明らかになって。フェス、平安神宮で音楽を鳴らせないことが決まって。FMBで本当に珍しく感情を体から零しながら、憤りのような無念さ口惜しさのような、そういう感情をあの剛さんが声音から漏らしていて。本当になんでとかどうしてとか、誰に言っても仕方のないことばかり一時考えてしまった。ソロプロジェクトも一旦停止で。毎週のラジオのお声を縋るように聴いていた。

KinKi Kidsには横浜スタジアムでイベントが待っていて。紆余曲折の結果、剛さんは生中継で参加されることとなった。前日の心、台風が来る前のような風と生温かさと停滞を孕んだ心に、光一さんのSMGO、剛さんのLFが通って。2人がこのイベントを楽しむぞと心に決めて臨んでいるのだから私もそうしよう、そうしたい。お祝いを楽しみに行こう、と心に決めて当日を迎えた。16日のみ現地にいたけれど、本当に本当に、剛さんと光一さんの間にある20年以上積み重なって結実している信頼、KinKi Kidsへの溢れる愛情、そしてキンキとファンとの信頼関係をこれでもかと感じた時間だった。あんなに泣き笑いする夜は人生でももうないかもしれないと思った。KinKi KidsKinKi Kidsを諦めない限り私は愛を続けて生きたいと心底思った。

銀魂も夏の公開で。見たことのない表情を、佇まいを表す剛さんの姿があって、映画館に5回通った。堂本剛の感情、演技というものを介しなければ決して露わにされない様々がそこには映っていて、その表情を、視線を見ることができる事実が幸せだった。去年の剛さんの尽力に今年、この夏、救われていたと思う。

 

剛さんのステージ復帰が決まった。151日ぶり、テレビ朝日ドリームフェスティバルがその会場となった。さいたまスーパーアリーナ、60分8曲のステージ。大きな白いヘッドホンを備えてステージに立ち、剛さんはその歌声を紡いだ。一聴、片耳が難聴だなんて感じさせないような歌声で。歌唱中は目を閉じ音に集中しながら。心で歌うというよりは、音楽を成立させるために頭で歌っているような、そんなことも思った(たぶん傍から見たらそんなことも思わないと思う。本調子ではないのかな、でも上手いな、きっとそんな感じ。堂本剛の凄さ、底力だと思う)。光一さんも明るく振る舞い場をリードしていて、どちらかが傾いているときはどちらかが支える、それを目の当たりにしたようなステージだった。アンプラグドアレンジも素晴らしくて…映像化お待ちしています。あとThe Bestの情報解禁があって、その後partyの映像ダイジェストが収録されることがわかって心底嬉しかった…JEさん本当にありがとうございました。あの空間を見たか見ないかでKinKi Kidsのファンをする上では相当に違いがあると思います(私見)。

ドリフェス前後にかけて、小喜利の私大阪・東京公演も開催。歌が遠くても喋ることはできる、剛さんと同じ空間で過ごせることに本当に本当に救われた気持ちになった。剛さんご自身が困難の中にいるのに、ファンを慮ったような時期の開催だったと思う。素直に笑って、可愛さに悶えて、その真摯さに何億回目かの胸を撃たれた時間だった。

光一さんはSHOCK遠征。足を運ぶことはできなかったけれど、雑誌で出演者と一緒の写真で相貌を崩す光一さんにすこぶるきゅんとした。サントラも素敵だった…!

 

冬の音楽特番にKinKi Kidsは名を連ねた。タイムボカンのOPとしてお茶の間に流れたDESTINY(光一ソロ剛ソロキンキverからのテレビ2人生歌…素晴らしすぎでした)、そしてpartyで「突発ラブ(仮)」として過程を見せることを嫌う光一さんが歌詩のない状況で初日に披露し、剛さんがその場で歌詩をつけ、2日目にはpartyの光景も紡がれた詩で歌った曲が、Topaz Loveとして披露された。始めに聴いたのはSONGSでその衝撃、メロディが分かれハーモニーを紡ぎまた別れそしてユニゾンひとつになる、そこに宛がわれた剛さんの言葉に、歌詩に身震いした。こんな美しさ、いつだってどんな状況に置かれたって、KinKi KidsKinKi Kidsをアップデートし続ける、一歩一歩先へ歩むのだと痛烈に感じた。美しかった…。

そして冬のコンサート。他でもない光一さんが副題、暗号のような数列と直接的な、婉曲の仕様がない英文を添えたステージ。約100人のオーケストラを従え歌うKinKi Kidsにはまた新たな可能性を具現化していたし、これが剛さんの耳のことがあってではあるのだけれど、この置かれてしまった状況で新しい輝きを手繰り寄せる剛さんと光一さんに胸を掴まれていた。無理してでも立ちたい場所があると仰られた剛さん、ご自身の耳の所為で20回目の東京ドームという場を逸することを拒否したのだと思うし、特に後半眉間に皺を寄せ脂汗を浮かべながら辛そうでもそれでもステージに立ち続けていた姿があった。光一さんは意図的に明るく振舞ったり、剛さんの分も前に出て話す場面があったり。本当に唯一無二の2人を感じる時間だった。剛さんのソロ、インスト曲に合わせて体を揺らし踊るお姿(発症されてから初めて踊る堂本剛を見た)はもうどうしようもなく胸を穿って、これだけの日を跨いで来たのだからが披露された瞬間partyでも今日の登場でも零すことは堪えたのに否応なしにどうしようもなく号泣した。剛さん、光一さん、このステージに関わったすべての方々の尽力あっての東京公演だった。

個人的には初めての人事異動があり、70分車通勤生活が始まり。道中アルバムを聴きながら勇気を貰いました。今はJアル、この先も一緒に歩ませて貰おう…と思います。

 

そして今日、2017年も最後の日となりました。20周年という節目の年にこれまでにない困難が2人を突然に襲って、きっとこれまで抱えなかった感情を沢山沢山抱いて。それでも2人が2人を諦めるなんてことが毛頭なくて、それが本当にすごいことで。今進められる歩みのペースで、けれど決してその歩を止めることはなく、今日を迎えました。

(2017年、また私事ですが、現場に行くようになりキンキファンの方々とはじめましてをさせて頂いた1年でもありました。好きなひとを通じて一緒に喜怒哀楽できる方々がいらっしゃることの嬉しさ、幸せを強く強く感じておりました。用足りない部分ばかりですが、もし宜しければ、来年も仲良くさせていただけたらほんとうにうれしく思います。本当にありがとうございました。)

この1年を2人と一緒に締めくくることができ、そして新しい1年を2人と一緒に迎らえることに心の底から感謝して。今日の夜を、そして明ける朝を。迎えたいなと思います。2018年、どんなことが待っているのか。1/24には両A面シングルのリリース、光一さんはSHOCK、剛さんも音楽活動をされたいと仰っていました。お2人がその手で手繰り寄せる未来を、未来を捉えて手にする今を、感じながら浴びながら頂きながら、2018年もいちKinKi Kidsファンとして生きられたらと思います。どうかどうか、完全なことはなくても、それでも素敵だなと思える、感じる時間が重なる1年となりますように。