The love that breathes

例えば空を見上げるような.

かれらのFUNKはいまここに在る

 

SUMMER SONIC 2019
2019.8.16@幕張 BEACH STAGE → 台風の影響(強風)により開催中止
2019.8.18@大阪 SONIC STAGE

 

就寝前、16日0:26に公式Twitterから台風10号の余波を受けた強風により砂塵が吹き荒れる危険な状態、今後の天候を踏まえ協議しております、と発表。
当日朝、7:45にBEACH STAGE開催中止のお知らせ発表。

幕張は叶わなくて。終日会場で別のアーティストさんのステージを見ていました。確かにとても風が強くて、ビーチステージに向かうモニュメントだけはきちんと立っていて。剛さんがステージに立たれる予定だった時間は、夕方には少し早い時間で、広がる雲の隙間から少しだけ青空が垣間見えるような。心の置き所がわからなかったです。
剛さんはLFに「クレープでも食べよう」と。ここ1週間くらい、クレープに関して更新されたり、気圧の関係で体調不良を呟かれたり、されてきたところでした。
17日夜はなんだか緊張していて、夜もホテルのベッドで何度か目覚めてしまったり。そして当日。開場少し前に到着して、並んで、ステージ向かって中央少し左、前から10列以内ほどの距離で拝見して参りました…!
終わったあと、LF「今日は バームクーヘンを食べました」って。つよしさんだなぁ。

 

サマソニ大阪、ENDRECHERI、最高の60分。
高揚と泰然で綯い交ぜなステージ、驕らず気取らず純粋かつ高潔で…会場全体を所狭しとgrooveの渦に化すFUNK。さんざ盛り上げて、決められた尺でスマートにハイに決めるお兄さまお姉さま堂本剛様がカッコよすぎて身体中の水分が全部出るくらい踊り跳ねた。

なんかもー夢みたいにいけめんだったんですよ。ごりごりに雄してる剛さん。媚びないけどサービス←してくれて、フェイクもがんがんで見せつけるようで、でも気合ばきばきな様子でもなくて。余分のない、細身の筋肉質みたいな最上級のFUNKだった。最早空間が狭く感じられて、ひたひたにgrooveで溢れてた。

 

転換中始めにお姿あらわされたのはDuttchさん。あいもかわらず最高の手捌き…それからメンバーさんどんどん出てきて調整。衣装は継続な方(Choお2人)と派手衣装継続な方(サスケさんとか、サラさんピンクかつら!)とベースボールシャツの方(DuttchさんKeyお2人)と色の強い普段着(竹内くん多聞くん)等々…

剛さんマイクテストの方、最初、通常、最後の曲のやつ…と通常の他に2つの加工お試し。多聞くんは譜面台持ってきてと指示(暫く楽譜ぺらぺらめくってからページ定めて立ててた、珍しい…宗流 Powerかな(憶測)?)、各セクション軽くセッションチックに音鳴らしあっただけでも盛り上がる客席。

最後にホーン隊お三方いらして2曲分、一部だけ合わせて鳴らして…わああはじまる…て感じで…!!一旦みなさんはけて、それからスクリーンにnext、ENDRECHERIの文字がリフレイン。心臓がばくばくする最中、向かって右手袖に皆様一列勢揃いされて(戦に出る前の臨場感的雰囲気を勝手に感じて昂ぶった)、その中に剛さんのお姿も…!!!

 

冒頭剛さん以外皆さんステージにあがられてもう歓声の渦。演奏が始まって(この演奏曲はPani9 disorder manだったとのこと)。剛さんは袖に残りスタッフさんと一瞬会話したり、ステージ手前寄りのテント?っぽい設備(多分PA卓。歌唱中そちらを向いて2回程マイク音上げてとジェスチャーされて)きわの椅子に軽く音に乗りながら少しの間腰掛けたり。

そして剛さん登場するや否や更なる大歓声。多分フェス会場の中では相当黄色い声援(その場にいるフアン、自分も含めフェスだといつも以上に歓声とかハンズアップ、クラップしてる印象がある…本能的な喜びと、歓喜の渦を外向きに表したい、拡げたいって感情が行動に反映されているような)。

髪右サイド刈り上げて左に少し流して、お髭濃いめ、4 10 cakePVの襟に黒色(前左胸に白線のワンポイント、背中黄色とか緑系の彩り長方形の上に白線の文様)タンクトップ(→LOEWEのTシャツの両袖カットしたものでした!)、紫のハーフパンツに腰前前掛け(ヒョウ柄炎柄ちっくな彩りで長方形、中生地は白っぽい筒型だった…)

これ、前掛けって表現位置的には不適切だけど表現には適切なんだよな…もうそこだけ隠してある位置でなに用なんですかって最初思ったよ、ボトムス小さめだったとか下から見上げられるからとか微塵も当たらない邪推した)、白のごつめスニーカー。

左腕に多分特典のENDRECHERI紫シリコンバンドと、ニュースの写真に少しだけ見切れて映ってる青系ミサンガっぽい形のブレス(アーティスト用のブレスレット?)。赤いもこもこ(ツアーの)を片手に持ってサングラス(→これもLOEWEだったとのこと)をかけて登場。

(このもこもこ、はじめ持ってたけど比較的序盤にマイクスタンドにかけて。けど少ししたらはらって落ちて、剛さんはそれを一瞥したけど拾わなかったんだな…。なんかその仕草にときめいて。多分その瞬間のステージングに関係ないから拾わないのだけど、慈悲だけてない堂本剛に錯覚して不用意にときめき)

一言で表せばめちゃめちゃ雄。

 

そしてはじまるFUNK TRON。おててひらひらも健在。FUNKと化せ皆人、て詩の音への乗せ方天才ですよね(憚らない表現)。剛さん、以前は特異な文章を音に乗せる凄さ(The Rainbow Starのサビの歌詩、「頑丈なバッファローの群れも砕くと云う」の音の乗せ方。今でも定期的に、その凄まじさを思い返す)だったけれど、それが今はパワーワードをばんと一聴できない音階に乗せてくる。最高だなと思う。

Crystal light、愛を濾し、で指を順々に滑らかに折って(お上手な搾乳ですよね~by祝40歳旅)、逝くで腰元前掛けをびょんと勢いよく摘まみ上げる…暗喩というか直喩というか…今日はボトムス直で摘むがほぼなく、前掛け(仮名)を何回か摘んだり握ったり揺らしたり。えろ(ry

※上述のジェスチャーされたのは確実なのですが(色々汗と共に流れ出たけどこの刺激的な光景は記憶から消し飛ばない…)、曲目とか詩の場所とか間違っているかもしれません…すみません…

 

YOUR MOTHER SHIP。後半左右ステップで順繰り反時計回りあり。サングラス外したの2曲目か3曲目の終わりでした…色っぽ…。今日は給水スペース、剛さん左手側後ろに銀色?のマグと、多分ENDRE IT UPの桃紫タオルが置いてあって。

きちんと畳んで置いてあるのを剛さんタイミングで何回か、五指広げてわしっと掴んで顔とかおでこの汗拭ってた。広げもせず掴む仕草は男っぽくて、拭く仕草は乱雑でなく丁寧で女っぽくて、勝手にときめく。そういえばツアーで汗拭く姿ってあんまりみなかったかも?

十川さんステージ暑かったって呟かれてたけど、アリーナもあっという間の熱気で後半空気薄いんじゃと錯覚する位の熱量でした…!

 

からの4 10 cake〜冒頭竹内くんのC&R…!はちゃめちゃ昂ぶる高まる嬉しい…!

I say ENDRE,You say CHERI!
ENDRE? \CHERIー!/
ENDRE? \CHERIー!/

ですね…( ;∀;)喜びの涙
連呼せず少し間を置きつつ3回位したかなとおもいます…竹内くんのC&Rだいすき…

曲が始まれば安定の無限ハンズアップ。剛さんもちょいちょい腕掲げられますが、最初は割と普通の手の形でハンズアップしてるかなって見えたけど、後半はしっかり掌仏スタイルで上下左右縦横無尽にされてた。配慮なのかたまたまなのかわからぬけどいずれにしても楽しいのでよきです←

あとほっほっほっとけぃ~き、みたく連呼するとき、ほっに合わせて左手を肘曲げて胸横くらいに手を持ってきて軽く前後に揺らしてて、ほの口の形と相まってなんか可愛かったんだな~~。ちょっと驚きましたよみたいな、あとはホットケーキあったかかったぞみたいな(伝わらなさ120%)雰囲気のジェスチャー

参加された方のツイでほっとけー?仏?って言ってる歌何?あホットケーキか!て話されてた方がいたそうで、そういう意味ではハンドサインも仏だけど歌詞も仏で繋がってるのかなと今更ながら思った。

 

もっと新譜盛り盛りセトリかと思いきや、前作と今作とツアーのmixでした。サマソニ他のアーティストさんも色々伺ったけど、ENDRECHERIの60分は″ひとつづき″感が強くて。通常数曲演奏して合間に暗転&無音がきたり、MCして合間を繋げる方が多かったのですが、ケリーの音楽は60分ノンストップな感覚。

是非の話でなく、音楽の渦に没入する意味ではひとつづき感があるって強いと思ったり…grooveの音楽であるファンクには必要なエッセンスなのかもしれない。多聞くんとか、(原因、理由は分からないけど)他の人が演奏して音楽が続く最中にペグ回してたりされてたもんなあ…かっこよかったなあ…

そういう意味では本人からは煽る言葉もなく。いけんのかー!て煽られてyeah~~!!て叫び返すのも快感だけど、ケリーの場合は一挙手一投足に歓声あげたり、曲の盛り上がりに合わせてhoo~て唸ったり…種類が違って振り切りっ放しで。一つ山が立つというより、ずっと続く波に乗ってるような。

 

MusiClimber ~ I get 暴動 世界 ‼︎! の最高最強な流れも健在。この曲、2曲の底に流れ続けるベース音、うねるような腰にくるメロディラインが好きすぎてどうしようもなく…リズム隊がさいごぅ♪なんです…ツアーで多聞兄さんのバチ弾きベースラインに惚れ惚れしてた(多聞さん公演に当たった)ので、この会場で聴けて嬉しかったなあ…欲を言えば渉くんとツインベースが最高だけど…(私利私欲全開)

確かこの曲で、剛さんめちゃめちゃに長いロングトーンキメててかっこよかったなああああ…客席に背中向けて上向いて伸ばし伸ばして、切れるかと思いきや向かって左側に身体向けてもうひと伸び、切れたと思いきやすぐ吸ってまた短めの再開。剛さん歌唱中楽器なしだったのでヴォーカルの凄みが際立ってた。

キャパ8000人の建物規模、外は真夏で屋内にいても暑かったというステージ、基本歌唱中は楽器演奏なく歌唱に集中、ギターのみベースなし。もしかしたら、色々な配慮があられたのかもしれない。


NARALIENと宗 流 Powerは新譜から。ここまでアッパーに上がり倒しなgrooveからミディアムな雰囲気に。

NARALIEN、研ぐ、の時左腕で僧侶が片手で拝むような仕草あり(これツアーでもしてたどんな意味なんだろ…南無三宝的意味か何か…)。

この辺り、初聴の方が会場で何て言ってんだと思って後から歌詩検索したら驚くよね…ツアーで聴いてたけど先日詩を拝見して聴き直してあああてなりました…NARALIENは正にラジオで仰ってた所。地球でない惑星からおっくれってるーて指差されてる歌詩。その感覚があってそれを詩に綴り音に歌い込む堂本剛


宗 流 Power。個人的に意外なセトリ入りでした(ツアーで入ってなかったので)。grooveで押し切るかと思いきやこんなメロウな時間差し込んで、そのままセッションに突入する2019年のサマソニENDRECHERI。昨年から時間増えた分はこことセッションの尺になった感覚。

言葉尻の「舞」をま/あ/いと三語に分け、3連符でぐっと膝曲げ腰を下ろし体勢を下げるようなイメージで引きつけ、ベーススライド?させるような跳ねて弾む音で下から上に弧を描くように上がって、次の頭の「我の」に戻り歌い出す感じがとても心地良かった(言語表現全然できん…公式映像…)

この先に新譜のくくりで言っても、水面音とか音楽を終わらせよう HEIAN ver.とかまだ控え持ってるからENDRECHERIは底知れないなと思う。この方大歌謡曲も自分でつくって歌ってるんですよね。この間夕景みてふと「ビーフシチュー」を思い出して(歌謡曲でないけど)、ひとりでセンチメンタル極めました。


ひえ~~ラストあっという間にセッションタイム。もうそんなに経ったのか…!名残惜しい…!

剛さんのギター(白い相棒が唸って唸ってかっこいいいいい)、棹物、ドラム、金管、Key、コーラス、全員(…だったかな…とても自信がないです)。

竹内くん冒頭でぴょんぴょん身軽に裏回って移動してGakushiくんKey借りて並んで演奏(2人ともにこにこ演奏かわいい~~竹内くんトランペットだけでなくキーボードもokなんだ…多才…)。結果(十川さんツイ拝見すると時間の関係もあり?「持ち時間ギリギリで締めたDuttchの神業!」と!)、竹内くんだけギターソロパートすっ飛んだままセッション終了(移動してギターに戻ってきたけども…)!

セッション序盤(かその前の曲の後半)、剛さん一瞬上手に寄ってスタッフさんに話しかけ。セッション最中、剛さん後ろの機材触りに男性お2人位いらしてなにかつまみ回して調整してて、それ以降も剛さん結構足元エフェクターじっと眺めて演奏してる時間あったり…なにかうまくない事あられたのかな…?

最後締めに向かって全セクションが一堂に会して全力投球してくるあの時間が最高でした。純粋でハイレベルなFUNK、音楽というエネルギーの塊。浴びてる~~終わってしまう~~てこちらもなんか振り切れる気持ち。最高の盛り上がりを残してステージ終了!

セッション大円団終了してごあいさつ。剛さんマイクスタンド中央少し上手に置いてたので振り返り、移動してマイク右手で掴みつつ、背中側が見えたまま上体上手側にひねって客席向いてふあっと「ありがとうございました」と一言。気概とか声張る感じでなく、マイクの口元だけに声を残し置く感じの言い方。

 


昨年以上に限られた空間、熱気も相俟って、退場しながら振り絞った・振り切った感が半端なかったです。一昨日の魂もみんなみんなこの60分に全身全霊で置いてきたぞ…!みたいな…!

そういう意味では剛さんのこの音楽が広まる貴重な機会が削がれたことが悔しくて。体感して貰えたら、こういう音楽ジャンルが好きな方には刺さる音楽を純粋にしているいまだと思うから。大阪だってキャパ8000で、そのうちファンが数千人いて。

 

剛さんが長年希ったフェス出演、そして叶ったSUMMER SONIC。昨年は嬉しそうなメンバーさんとすっとしたお顔の剛さんなイメージだったけど、今年はみんなENDRECHERIのFUNKをただただ体現する、上質なFUNKを響き鳴らす玄人な雰囲気で、盛り上がりと余裕と平然が兼ね備えられてて激しく格好良かったのです。