The love that breathes

例えば空を見上げるような.

流転/堂本剛の音楽は広がる、拡がる世界をオーディエンスを伴って広がる。

ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO

2019.6.20(Thu.) @フェスティバルホール/大阪

 

※曲順&表記たぶん間違っているので後でなおします…!

 

 

 

ENDRECHERIさーいこーー!!!higherのギターソロは剛さんのご尊顔エクスタシーで、それからアンコールのお言葉はほら、って傷をみせてくれて、痛むけど、それが日常なんだよって教えてくれる。みせなくてもいい傷をみせてくれる。つよさでやさしさ。自由で自信ありげで慈しみでメロウなファンクスター

 

 


△END RE CHERI
剛さん髪色きらきらの金色でなくくすんだ金色っぽくなってて、左サイド前髪外巻きしてはねさせ&右再度はボブくらい短く内側に入るようにセットしててかーわいかったなーー!なんか髪色ライオンさんみたい。がうがう。かわいい。剛さんは地毛もしかしたら左右ともに左側向きたがる毛質なのかしら。
無色の明るい照明当たるとくすみゴールドが映えてめさめさかっこかわいい。流れも緩くウェーブかかってる(地毛かパーマかはわからない)から光を多少ランダムにはね返して艶がよい。ちょっとだけ根本黒くてこれまたときめいた。

 

△NARALIEN
NARALIENで読経FUNKかました後、バンメンさんひとりひとりブレイクするパートあって、それからEverybody let's FUNK-TRON,FUNK-TRON♪からの、ソロ回しつつHey,let's ENDRE it up!let's ENDRE it up!かなあ…??頭2曲半分位剛さん歌ってないからサマソニでこの入り方したら痺れると思う。
きんききっずの堂本剛がENDRECHERIとか言うてばちくそなFUNKしてるよ、しかも冒頭なのにバンドメンバー順繰り鳴らしてるけど…えっ堂本剛全面に主張してくんじゃねえの…?!みたいな(妄言)
「紫の夢をみていよう」と歌う剛さん、ほんとあの会場は皆で自由に不埒で可愛くカッコイイ紫の夢をみてる。

 

△FUNK TRON
音に合わせてファンクサインの指を手首のスナップきかせてふりふりかわいーーー。片手verと後から両手verでひょんひょんぴょこぴょことノってるのかわいーーーーー

・FUNK TRONからCrystal lightのつなぎがばちくそかっこいい。てってってってってーれてれれれを数回転調→てってってってってーてってれーてっ、とCrystal lightのイントロに繋がっていく。

 

△Crystal light
歌いはじめ直前に、正面真っ直ぐにす…とサングラスを外す剛さんの所作にころっと容易く籠絡される。客席無条件悲鳴。今日はサングラスぽいすてしないで1番終わるまでかな?持ってて歌の間に水分補給しつつで後ろの台に置かれてた。
歌詩に合わせて(確か「心音に」のところ)右手で左胸揉みしだく堂本剛。けっこうしっかり。ぐるっと手のひらで円型に撫ぜてすうかいもにゅもにゅ。おわん型のしっかりお胸に軽率に釘付け

 

△YOUR MOTHER SHIP
後半コーラスのお姉さま方と剛さん揃って左右にステップ。前4つ→左4つ→後ろ4つ→8拍使って?残りの半周して前を向く。頭の前4つが始まる時、剛さん1拍2拍めくらいで左後ろをふい、と振り返り左右合ってるなって確認される。
段取りを見せず動く能力の高い剛さんが段取りを確認するために(それだって抜群にお上手)そっと動くことのときめきと、もしかしたらお耳のことがなかったらもっと素早く、或いは背中で感じてこの光景が印象に残ることもなかったのかもしれないなと同時に思い浮かべる。

 

△MC
客席かなり前方にパイセンが!向かって少し左の1桁台のところ…自引きされたそうで発見直後よっしゃあ!!とガッツポーズされてたそうです笑 (会場入り口の)扉の奥(=会場外)ぐらいがちょうどええねん、と笑って話す剛さん(楽しそう~^^*)

 

映画館か!て思ったよねby剛さん、何かと言うと冒頭のEND RE CHERI、最後はスクリーンがゆっくりと上がってステージが顕になるのだけれど「ちょっとカッコつけて立ってたらさ(脱線:瞬間剛さんかっこつけるんだによによ)、ばーて幕上がると座ってるし!」って!(*∩ω∩)詫
つい映像に見入るんだよね…リアレンジである音楽と共に剛さんの変遷が詰まってて。Sankaku幾何学模様桜エンドリケリー星々410cakeSankakuホットケーキ踊るアフロの女性の黒人黒人の横顔キメラSankaku(スピーカー/両腕/etc)白蛇おきtuね様雷雨提灯立ち昇る光仏像直線が交わって三角形を成しそれが光り、マーブル古代文字水龍三角形が展開して収束して織り成す物語。まだ要素沢山ある。兎角音楽人堂本剛の歴史が詰まっているから。

剛さんは棄てない。切り捨てない。どんな時間もそれを経て今この場所に立っていると強く想われている。あの日の自分があるから今此処に辿り着いたと思い知っている。多分。
同時に自分が十数年繰り広げてきた表現の様相を余さず具現化できるのは、客観視に長けた堂本剛だからだよなぁと痛切に思う。勿論媒体に残っているからとはいえ、あんなに的確に己の歴史を、モチーフをHYBRIDするという手段で一つの映像作品に落とし込める才覚はやっぱり堂本剛だと思う。

 

そういえば最初のMCの序盤で剛さん靴紐結び直してるのも可愛かったな…最初は屈み切らず腰から曲げて腕伸ばして、それからちょっとしゃがんだような体勢で蛍光ピンクの紐を結んでいた。堂本剛にんげんだもの靴紐も結ぶのだよな…と謎の感慨←

 

まさかのはぴば遊戯ふたたび。今日誕生日のひとー、ときく剛さん。昨日は?明日は?じゃあ適当に音鳴らして…とついと棹物隊の方を振り返り、暫し見つめる剛さん。竹内くんが反応して弾き出して、順々と他のメンバーが続いて一つのメロディラインができて。剛さん、ハッピーバースデー、トゥユで座ってな。とにんまり(ぎゃー可愛い)。
誕生日の人は立っててええから。とニューメロディではぴば遊戯開始。シンプルに1回、トゥユトゥユ、トゥユ…と何回か変則繰り返した後(割と短い時間で)……みんな下手やなぁ(言葉違うかも)!!!とこき下ろされる!爆笑
あれやんな、立ち上がると椅子が上がるねんな。(体棹物側舞台袖向けて倒しながら座る真似して、)大変やんなぁ、皆もわるくないし椅子もわるくない。跳ね上がるのが仕事やもん(的な発言)。
つよぴさん今日客席近くて片腕で椅子下げながらばたばた座る私達をみてたと思うけど(笑って頂けて本望笑)、横アリも少なくとも2階席はそうだったのだよ…????

 

今日は観客席がよく喋る。解放してる?(自由にFUNKしようの意)と剛さんが疑問形で投げかけると、ちょっとさわ…ってなってから「ぼちぼちー」て声が…、竹内くん爆笑しながらぼちぼち!!こんなかましてんのに!!悔しいわーーー!!!て(爆笑) 剛さんもんふふ&くふくふ笑いで可愛いやら楽しいやら(にまにま~~)。

 

今日も4 10 cakeの入り前は振り講座。ふざけて出来た曲なんですけどね、けどいい曲ができて。と話す剛さん(とっても同意!)。相も変わらずせうとー!な振り(笑)。こうして、仏様みたいに…と身振りしながら剛さんぼそっと言ったけど、あっこのポーズ410と仏をかけた振りなの…?と今更思い当たる(遅)。
上下右左自由に~と見せるとこれはー!と客席でキンキコンペンラ講座のAメロ(身体前で腕の上下入れ変えながら振る)をされる方が。アレンジしてくるやん、と薄く笑う剛さん、自由でいいんですよと添えて410cakeタイムスタート

 

△4 10 cake
剛さん410cakeのyour butter!!!の時とかhigher最後煽りに煽ってくるときとか、一回一回みる方向変えて3階席右、同じく左、2階席バルコニーみたくなってる端、真ん中、反対の端…ってほんと3Dで立体的に客席指差している。ああこの方がこれまで濁りなく培ってきたものだなって切々と思った。

 

△Funky レジ袋
剛さんスタンドに付いた横幅短め(2~3オクターブ位??)のキーボードを弾きながら歌唱。マイクスタンド一体型になっていて、歌う為にキーボード縦幅分、少しだけ身体を前のめりにして肩丸めて斜め下のマイクに囁きかけるように(口が見事な三角形)麗しい口元で歌う剛さん。魅力の塊。

ティーヴさんのマイクにレジ袋擦り付けるパフォーマンスがあるのだけど、今日ははじめたらマイクが落ちてたようで思うように鳴らないハプニング。数回やってみて首を傾げ、結果断念してその後楽器を遣わず、楽器の陰から音に合わせて上下に身体縮めたり伸ばしたりしてパフォーマンスしてくれました(可愛いやらユニークやら残念やらで、竹内くん爆笑&客席からさわさわと笑いが起きる)。少し遅れて気づいた剛さんも爆笑されてたご様子(萌)。

アンコールのセッション、スティーヴさんパートでしっかり再トライしてかっこよくがっさがさと音鳴らしキメてました。終わり一礼するスティーヴさんにときめき
Fankyレジ袋でざざざざ、ざざざざ、と空間左右に時々音が蠢き走る。ノイズが混じる、と手を耳の左右でざらざらと振ったり君、僕を指す剛さん。きっと剛さんのお耳が左右で違う音がするのを音で立体的に比喩されているのだと思う。

 

△PURPLE FIRE
スーパーイケメンパックタイム。取り出す仕草は勿論あれやし、今日はひとしきり装着した後身体を抱くように両肘に手についた残滓を塗り(これもあれ)、最後には振り返って背中向きで右腕で左肩まで残滓拭っていて(これもあれ)落ちかけた服の肩紐直す仕草まであり…もうなんというかあれでした、あれ三昧でしたきっと確信犯な我らが堂本剛

 

△人類の此処
ほんとえろえろのろーえーのえーろえろでえろ。これでも言葉が足りないくらいに個人的にえろえろ。表現を憚らず言ってしまうとどうしてあんなに腰に下腹部に、子宮にくる声の出し方歌い方ができるのだろう。原曲よりテンポ落としてメロウなアレンジになっているから尚々大人でセクシャル。
此処、で胸を心臓をとんとん。舐めてよ、で口元に軽く手を持っていく。あなたを、で客席を緩く手で指す。
漉し…で牛の乳搾り的な所作で腕を下ろしながら指を絞ったり、ばむばむで腰下の前で手を左右に振ったり。

 

△I'm gonna show U how 2 FUNK
ベースをばちばちと弾き倒す堂本剛がばちくそ格好好い。歌はSankakuにお任せ。Release yourself/Free yourself/Be yourself の3ワードとタイトルとFUNKY、を回して歌う(舌べろべろとか目玉ぐるぐるとか)モニターを背中に、円錐型の照明に取り囲われつつ弾き倒す。
片脚膝の高さまであげたり前のめりになったり、下ろした左サイドの前髪揺らしながらスクリーンにもつゆほど映らずがんがんに鳴らし掻き回すENDRECHERI。ばちくそ、ばちくそ格好好い。照明の緩急接続と相俟ってステージに演奏者として溶け込みながらその中央で明らかにぶちかましている。

 

△神機械ジャンプ
今日の剛さん、初回のジャンプで揃ってない様子見たのか、それ以降は背中向けて回数示す指を左、前、右て向けた後、跳ぶ前に左周りでくると客席を振り返りいきまっせ?と言わんばかりな表情でこちらを向いて(唇尖らせ気味でめさめさ魅力的な優しい優男なおにいさまな表情)、両腕肘から曲げて挙げて一緒に跳んでくださる(惚)。
何回かそうしてくれて、その内1回か2回かはスクリーンに映る跳ねるハンドライトみた後、うんうんいい感じ、て塩梅で軽く頷いてくれる(惚々)。最中音楽のリズムが一瞬もたった気がするけど、バンメンさんそれも味、今日のお楽しみ位な雰囲気で元に戻すの格好よすぎる(惚々々)。
剛さんこのリズム凡人にはちょっと癖があるとお気づきになられたのだろうか…お優しい慈悲の御心…そうして私達は神様仏様おつよし様のお導きで楽しく健やかに育って順応していくのだ…個人的に見えた範囲では客席結構しっかりジャンプしてて着々と育っているわたしたち…にみえた(*´`*)

 

△Chance Comes Knocking.
Chance comes knocking,oh yeah.くらいでほぼその後フェイクなし(1回位だけあって高まった)。声のようにギターを爪引きぐるぐると唸らす。後半キー上げた時のwow-hoo部分はファルセット。地声を張ったりせず切り替えて歌う。多分ファルセットも音取れているか試しながらで集中されてるように思う。
以前はギターを弾く時間フェイクで声で押し上げていて、後半は吠え唸り主張するようにoh,yeah!と歌われていたこと。いまは叶わなくなったこと、けれど表現を続けること。できる表現で沸かせる。叶うことを叶えること。剛さんが叶え続ける音楽とENDRECHERI。

つよいなぁと思う、元来シンプルに優しい剛さんはつよくならざるを得なかったのだと思う。それは誰かを傷つける強さでなく、誰かを自分を守り育み叶えるためのつよさ。


△アンコールMC
お耳の話。素朴な日常の話として話し出す剛さん。こないだ家でご飯を食べていた。そしたら(右前方)向こうの方でレジ袋のがさがさって音がして。なんやろと思ったけど(目を少し細めて向こうを見る仕草)レジ袋なくて。また鳴って、なんやと思ったら右脚の服がすれている音だったと。剛さんにとっての日々
左側の(斜め前を伸ばした腕で円を描いて指しながら)気配がない。あっちからかなと思ったら全然違くて(左から右に)過ぎていったりする。

 

(突発性難聴。発症の瞬間、倒れるかなってなって、ドラム缶の中の様だというお話の後)これがドラマ撮ってる時で。相手の台詞がざあざあいって聴き取れないのね。けど(相手の)台詞は(頭に)入ってるから、音が止まったら終わったんやなと思って自分の台詞を言って。それもざあざあ言って聴こえないから。

 

剛さん去年も楽しかったけど怖さもあったと。毎回終わったらスタッフさんに今日大丈夫でしたと訊かれていて、大丈夫でしたよとかフラットしてましたね全般的にとか。言われてそうかぁて悔し涙を流したり流さなかったり…いや大人なんで(意訳)と。今年は去年より楽しめているそうです。嬉しい。
ベースの音が去年は感じられなかったけど今年は少しこの辺に(左側脛の横くらい)感じられる。少しだけね、けどあんまり音大きくすると割れちゃうから難しいんだけど。と。

 

水面音がうまれた時のお話。桜を見ていて向こうに太陽が透けてきらきらしていて。急にゾーンに入って、生まれてきた時こんな人生を送りたかったのかな、僕はこの人生どうなんだろうな(大意)、、と思って、周りがゆっくりに見えて。ケンシロウを思い出して、けどこれ行ったら戻れないなと思って
とどまって(ここの言葉、何の気取った風も比喩感も衒う素振りもなくて、ああ愛する家族のいる黄泉の国に引き摺られることを指すのかなって素直に浮かべてしまった声音だった。そしてそれは剛さんにとって断絶された世界ではないのだなと思った)。昔は辛い時ケンシロウが側にいてくれたけど、
今はこんなことで泣いてたらケンシロウに笑われちゃうかなと思って。そこでこう、せりあがってくるものがあったけど、出さずに。と。

曲はアルバムに入れることに。僕のボーカルは平成で、11:20から40分位までで録った。2テイク歌って、この曲はあんまり声作ると違うかなと思って2テイク目を採用して。
十川さん平成から令和跨ぎで演奏するのもいいかなって、狙ってするのは僕は違う(と思う)けど、そうなるのもいいかなって。そしてらマイク壊れてて、そこら中駆け回ってマイク手にしたらもう令和で。ボーカルが平成で音楽が令和ってのもいいかなって。
バラード曲をライブで歌うの難しいかなと思ったんだけど、リハで入れてみてこれならいけるかな…と思って入れることにしました。

歌い出すために一旦台に振り戻り(水分補給?)、身体を客先に向けながら(曲に綴られていることは)私ごとですが、とぽそりと言う剛さんに胸を鷲掴みにされた。
みなさん会いたいけど会えない人を思い浮かべたりしながら、聴いてください。
(※話されたことここまで、記憶しかないので色々間違っているかもしれません)
そうして今日は十川さん(この曲アレンジ?ご担当)と恵子さん(合?)と3人で歌われたのでした。

こうして話し歌う剛さんは、何と別れて何を手に包みたかったのかなと思う。時間は戻らなくて、無闇に足掻かずいまをありのまま受け留めるのが堂本剛だけれど。そんな剛さんがいつまでも両の掌で掴み包み続けたかった時間は、関係は、どこにどう過去の花として咲いているのだろうか。
ふと「スクリーン」を思い出したりして。

 

・個人的に1階席前方のかたまり、向かって少し右(宮根さんの前)に席があって、たまたまに剛さんこちらの角度を向いて座ってお話されてて。どきどきして胸を鷲掴みされて。真摯なその姿勢と瞳に吸い込まれそうな心地がした。

 

△セッション
セッション前「たまにね、言われるんですよ。決めてやってるのかって。即興なんですけどね?(意訳)」とひとりごちながら足元ギターの音色を調整する剛さん。理解出来ないのか、とつまらなそうに、ある側面悔念を緩く浮かべながらギターの音色で自由の中のルールを謳歌する剛さん。
はじめますよ~と言ってからちょっと長めにコーラス隊の所へ行き何やら話し説明する剛さん。哉子さん初だったから丁寧に説明に行かれたのかなぁ。紳士で真摯な堂本剛

お姉さま3人、アンコ出てきた時多分お揃いの蛍光緑の紐手首とか腰につけてて、もしや初哉子さんだったからお揃い感出されたのかなぁ、かーわいー!おねえさまがたすてきー!!てなった!
お衣装みてると蛍光色のアイテム探しに行きたくなるのだね…

白根くん(美我空ツアー帯同とのこと)のスーツも派手だったな…黄色緑橙?の三角総柄…剛さんに新喜劇のチンピラか、てMCで弄られてたな…
ドラムプレイはキレとスタッカートが効いててこぎみよさ軽快さ溢るる塩梅!ぱぁんと弾けるような音頭の早さとさらりと綺麗に反響し続くスネアドラムの音が好き

剛さんセッションラストも素敵な表情されてたな…目を瞑って前髪を乱して(よく顔にかかっていた)ギターの音色に、巻き起こる音楽に没入している。なんとなく去年はそこまで見られなかったような(きっとお耳のことがあって一定以上の冷静さを手放すことが出来なかった)、苦悶にも恍惚にも似た楽器を遣うひとのその表情。致す時そういう表情されたりしません?みたいな(これは論拠ない妄想かつ楽器を鳴らす方を広く捉えて勝手に感じている一般論)エクスタシーひたひたの顔。


△ごあいさつ
最後のご挨拶でずっと下ろしていた左前髪を耳にかけたことで多分透明色の耳栓が露わになって、ああ堂本剛という御仁は掴み難い距離感や明瞭でない音の渦の中、それでも快とする音楽を続けてこられてきっとこれからも続けていかれるのだろうなぁと本能が思い知る。
険しくても歯痒くても、音と踊り仲間と笑って困難すら徐々に組み敷いて受け留めて最後は表情のひとつに取り込む。己の傷からすら剛さんは目を背けず、寄り添って理解されて円に包む

剛さん、ライブで以前は良かったら聴いてください的な表現だったけれど、今年はこんな最高なFUNKないですよって。謙遜でなく自信を仰る。きっと製作した楽曲やサマソニ・イナズマロックでのステージに対する「堂本剛」への声が耳に届いているのかなって。
これまでも最高だと思っていたけれど、それを第三者から声高に伝えられることで少し心の彩りが変わっているのかなと。誰かが求める音楽人を演じなくても、ありのままを解放することが伝わる音楽になるのだって体感として得たからなのかな。

 

 

 

どこまでも不確かな記憶を引き摺り出したいけど…どこまで書けたか

剛さん、楽器で苦悶と恍惚を抱き留めて(理性を縮小化して)、ご挨拶では、ほら、とそこにあるものとして生活の中にありありと存在する傷口を垣間見せてくださって。1日の大阪でも音楽には助走感が少しもなく始めからギア入って最高で。幸せな夜でした。

 

 

 


△today's TFAS(敬称略)
キーボード:十川ともじ/Gakushi
ギター:竹内朋康/小林“Bobsan”直一
ベース:森多聞
ドラム:白根佳尚
パーカッション:スティーヴ・エトウ
トロンボーン:SASUKE
トランペット:Luis Valle
サックス:かわ島崇文
コーラス:Tiger/平岡恵子/加藤哉子(初)