The love that breathes

例えば空を見上げるような.

空は高く、海は深く、投じる身は清らかに

2018.4.28 堂本剛とFashion&Music Book 拝聴。


個人的なイメージで。2015年TUとツアーで季節の一巡りを終えた剛さん、2016年GRで飾らない己を表した後、次の螺旋階段をどんな風に、何を大切にして上に向かって登り出すのかなと思っていた。2017年アクシデントがあって、それを経て2018年。昇ると思っていた剛さんは手にした仲間と己を愛する力でまた深海に潜って傷ついた誰かとあの日の自分を救いに行った。それは先週ラジオを聴いてどちらかというと強くなった心臓で潜る深く暗い海のイメージだったけれど、今日の言葉を反芻したら怒りだけではなくもっと自然な、柔らかい羽根が翼に生えて地面から少しだけ離れた空中をフラットに舞うような、そんな姿もイメージした。優しいだけの優しさは無責任で、剛さんの優しさにはきちんと強さが伴っていてほんとうに眩しくて美しいなと思う。沢山の時間にきちんと正面を向いて踠き向き合い続けたひとが得る、崇高で唯一無比で心が洗われたそのもののような清々しさを纏ったそれ。


心がぶるぶるとふるえる。剛さんがまたひとつ世界を手にしたんだなって。音で、言葉で、それらをひしひしとまざまざと感じるから。REに込められた強い思いが色とりどりに美しく花開くアルバム、その色彩がもう見てもいないのに眼に浮かぶようで。強く優しく美しい剛さん。貴方の指先に踊らされるその日を心底心待ちにしている。