The love that breathes

例えば空を見上げるような.

回顧録/2016 (生きているということ、生きたいと思うこと)

去年の暮れに堂本剛さんに会うことをしよう、と思い1年が経ちました。

TUを聴いて、剛さんは世界から解放されたんだと思い、居ても立っても居られない気持ちになったことが理由です。2015年のソロツアーに参加しなかったことをとても悔いていて、やっぱり会いに行かなくては、と思ったことが理由です。

 

 

2015.12.31  2015-2016 Concert KinKi Kids 観覧

KinKi Kidsのコンサートを初めて観覧する。

私にとって、ファン人生の新たな始まりでした。

OP、堂本剛堂本光一が一歩一歩ステージ前方へ向かって歩む姿にただただ圧倒されました。こんなにも高貴で唯一無二で尊い事実がここにあるのだと。そして外周を歩く剛さんの姿が目の前に、双眼鏡がなくとも表情が見えるその眼前に映って、ああ堂本剛という御方は同じ世界で呼吸をしているんだ、汗をかき筋肉を動かし伸びやかに歌い呼吸しているんだと、そんな事実に直面したのでした。

 

2016.2.21  TU FUNK ALL STARS CON!CER-TU 参戦(2.18-28)

剛さんのソロ。開演前からステージに登って音楽を奏でるような、そんな自由な世界まで歩み到達していた剛さん。奏でる音楽は既に会場に合わせる余裕を持っていて、メロウでシックでそれでいて堪らなくfunkな空間でした。歌声に酔いしれて、ブルベリジャンプで剛さんに踊らされる中毒を数年ぶりに体感したのです。そしてこんなにも強く儚く美しい「これだけの日を跨いで来たのだから」が奏でられていることを知ったのです。いつまでも貴方の世界を感じて、信じて、見惚れていたい。心酔して生きて生きたい。そう思った公演でした。

 

2016.6.8  Grateful Rebirth/TuFunk2015 リリース

やっぱり剛さん、季節を廻って、新たな春を去年迎えていたんだな、と確信した2枚でした。ハートフルで自由で心地好いファンクミュージック。解放。悪戯っ子な視線を見せるくらいの。信頼の中で生まれる見たことない視線。表情。生きるためにどうしても必要だった音楽から、自身が救われるための音楽から、誰か音楽の先にいる一人へ届くような音楽への変化。信じる世界の中で解放を見せる剛さん。2002年に旅を始めて今、信じられる世界に到達したんだな、と涙が止まりませんでした。

 

2016.7.20  薔薇と太陽 リリース

20周年に向かうKinKi Kids、というスタート始まりの曲。なんだかキンキキッズがざわざわしているぞ、なんて思っていたけれどそんなものではなかった。日テレの夏の音楽特番での初披露。ああまたKinKi Kidsは自ら自らの固定観念をぶち壊しにきたな、と思った。無粋な言葉で表現すれば惚れ直した。(何度この2人にはこんなにも、幾度も目を見張らされるのだろう、幸せすぎて気が狂いそうな程。)音楽番組の出演数、20周年サイト開設。ああこの人たち20年弱経ってもこんな爪を残して、新たな翼を生やして舞い歌うのかと幸せで目が眩むような心地がした。

 

2016.夏  映画「銀魂」撮影

twitterで若干気配は出ていたけれど、まさか高杉役なんて、と堂本剛界隈の世界が震撼した。年末の東京ドームでだーふく監督の「悪役をやらせたい、殺陣もある、おふざけなし」にぶつくさ言う剛さん、なんてシーンを見たけれど。たぶん来年の夏にはその色気と本気にある意味惨殺されているに違いない。なんとしても生きねば、と思った。こうしてアイドルオタクは命を永らえるのである。

 

2016.8.10  2015-2016 Concert KinKi Kids リリース

嗚呼あの冬に目の前で見た堂本剛堂本光一はあんな顔をしてあんな声をしてあんな身のこなしをして私たちを魅了していたのか、と再認識する。このときBlu-rayデッキを新調する。愛に耐えうる画質を手にする。同じ時間を生きる今に、神様に改めて感謝した。怒涛のリリースラッシュ。今年はKinKi Kidsが私たちを離さない。

 

2016.8.27  平安神宮ライブ2016(8.26-28)参戦

ああ堂本剛は神様や仏様に愛されているんだなと思った。最後のセッションでステージリフトに登り、スモークと光の中でギターを鳴らす姿をみて、素直にそう思った。京都での公演で剛さんなんだかリラックスしていて、MCも柔らかい雰囲気で。東京で冷たい風に吹かれて生きない剛さんがいたとしたら、この柔らかい佇まいを以て命を送っていたんだろうなと思う。

このときatushi nakashimaの服を着ていて、その後パリコレに音楽提供を行う。メディアでほぼ取り上げられてないけどこれきっととんでもないことだよね。

 

2016.9.21  N album リリース

NHK-FMの1時間ラジオ特番(堂島孝平さんゲスト)もありつつ。「陽炎~Kagiroi」を初めて聴いたときにはぽろぽろ泣いてしまった。20年、結成から数えたら25年余を共にした堂本光一と、KinKi Kidsという場所で堂本剛はこんな曲を表現しようと思えるに至ったんだなと。喜びで嗚咽が止まらなかった。咽び泣いた。

アルバム全体としても堂島孝平さん、どんちゃんが参加して新しいKinKi Kidsが見える1枚になった。アイドルらしい煌めきも兼ね備えた、美しい1枚だと思う。「なんねんたっても」のPVに感涙。素敵だなぁ。

 

2016.9.29-11.2  We are KinKi Kids Live Tour 2016 -TSUYOSHI & KOICHI - 公演

10.8&9(宮城)、10.22&23(札幌)計4公演参戦。

アリーナツアーは一期一会の公演が多くて、公演数の限られた例年のドームコンサートでは見せないような楽しさ(例:山下達郎さん風の「硝子の少年」、ぱ~らだ~いすな「ホタル」)をもって歌やMCをしていたなぁと。一緒にいる時間が長くなることで、2人の雰囲気も一層良く近づいていて。地方公演も2年、長くても3年に1回くらいはせめて実現できたらなぁと思う。そうしたら楽しいKinKi Kidsをもっともっと一緒に体感できるよ、みんな。

ハコが小さいこともあって、10.22の公演はステージ前5列目という驚異の席で、双眼鏡なんていらない距離で剛さんと光一が舞い歌う姿を拝見した。とんでもなかった。

それと多ステの良さを知った。演目が一緒であっても自分の席が毎公演違うんだから違う見え方をするということなんだよね。MCは毎日違うし。つぶさにその姿を目に焼き付けたいと思うんだ。

 

2016.11.2  道は手ずから夢の花 リリース

ここにきて歌い上げる曲。その日の調子が相当覿面に表れる曲で、だから嵌ると破壊力も抜群なんだな。個人的には初回のMステでの披露が、アリーナツアー直後で喉のコンディションが整っていて一番やばかったと思う。

 

2016.11  紅白初出場発表

乃木坂46と衣装被りな剛さん。紅白出場かぁ。新たなKinKi Kidsだなぁ。

 

2016.12  年末音楽番組特番

出演数の多さ。読売系列ではトリでちょけるという偉業(笑)。FNS第2夜ではシンデレラ・クリスマスでトップバッターを&堂本BBバンド名義でトリを務める。道は手ずから夢の花のアカペラ入りを間違える光一さん(のちの「誓えばとしふみ踊りだせ」by東京D公演MC)。

 

2016.12.22&23  We are KinKi Kids Dome Concert 2016-2017 -TSUYOSHI & YOU & KOICHI - 東京公演

2公演参戦。アリーナツアーを踏襲し、一部曲目を変更した構成。今年の剛さん納め。アリーナツアーでも行ったブルベリジャンプを5.5万人というハコで行うのは堂本剛くらいだよ。とんでもないと思う。

ストレートな恋愛曲が好きという光一さんと今は作っていないという剛さん。SONGSで舞台裏に密着していたけれど、こんな正反対な面がある2人が2人という形を留めてここまで歩んできた奇跡が、年初のコンサートで登場した2人の姿に感じた「圧倒」される何かの正体なんだと思う。日経エンタで「数年前に解散を考えた」と言った光一さんが表すように、2人でいることを止めるという選択肢だっていつも存在していて。けれど20年、その選択肢を選ばずに居続けた2人に感謝してもし切れない。あなた方の輝きがいつだって私が歩む先の道を照らしてくれていた。

 

 

今年はあと、紅白歌合戦とカウコン(FNS2夜後の事前収録)を残すだけです。

2016年はSMAP兄さんが衝撃的で悲劇的な終焉を迎えることになってしまって。酷い逆説として、今この瞬間大好きな人を応援できること、堂本剛堂本光一KinKi Kidsをしていることの軌跡と運命と尊さをもっともっと信じて応援していきたいと改めて強く思った1年でした。

 

六本木1公演/平安神宮1公演/アリーナツアー4公演/ドームコンサート2公演 計8公演、お姿を拝見しました。剛さんは今を生きていて、命を歌っていて、私もきちんと生きなければ恥ずかしい、と思うことが何度もありました。凄い御仁だなと思います。

 

来年は初めてSHOCKを観劇に行きます。(これは今年のツアーで2人のソロパートを設けたことが理由です。ソロで心身を尽くして歌い踊る堂本光一が命を懸けている舞台を体感するなら今しかないなと思ったのです。)剛さんもソロやろうかな、と言っていたり。年明けにはKinKi Kidsバラードベストも発売になります。応援できる場所があることの幸せを噛みしめて、2016年を締めくくりたいと思います。