The love that breathes

例えば空を見上げるような.

時代を前提に立っている

堂本剛 平安神宮 2016 8/27公演にお伺いしてきました。

 

平安神宮公演ははじめてで、実は今年のGWにふつうに伺っていました。

「ここで剛さんが歌っているんだなぁ」と思いながらお参りしていたのですが、数ヵ月後同じ場所で歌うお姿を見られるなんて…とご縁に感謝して時間を共有させていただきました。

※以下、記憶違いなどあるかと思います。何卒ご容赦ください。

 

 

1.I gotta take you shamanippon
2.Tu FUNK
3.I gotta take you shamanippon

竹に囲まれたステージ。斜めに切られた切り口の中に照明が入っている。

後ほどの、スティーブさんの今回のパーカッションも竹でした。半円状に長さの異なる竹が括りつけられて並んでいる楽器でした。

一瞬のtuを挟んで。敢えての挟みこみ(喜)

途中、客席に背を向けて両手広げて下から上にあげながら、腰を揺らしておしりをフリフリ…とんでもない(^q^) 全体的にゆったりした服装だったので、体が揺れる姿が優美で甘美(←叱)でした。腰にも水晶をつけて本当に巫女のようでしたよ…
4.Clap Your Mind
メロウというか少しスローテンポだった。なので振り付けもなし。剛さんはときどきに胸を叩いて客席を指さす。
2月に続いてセトリin。ここ最近の剛さんのマインドに合った曲なんだろうなぁと思う。
5.インスト~Believe in intuition…
自ずからの腕で叩いた胸、精神と意向による直感を信じること。しなる右腕と指先の美しさ。ベース、黒い身体と長いネック、抱き込むように鳴らす剛さんえろいよー。
この曲もスローテンポ。ムードたっぷり。今年は8月末だったけれど、開催月によって夕暮れの時刻が違うから、演出の違いもあるんだろうなぁ。
intuition、のクレッシェンドかかった音の広がりが心根に迫ってくる。
平安神宮の屋根にプロジェクション投影。鶴とか和のモチーフ。
6.TUKUFUNK
席を移り、ステージ向かって中央左のピアノの前へ。照明を落とした中で音を奏でる剛さん。
7.音楽を終わらせよう
明確な怒り。時代への怒り、こんな時代ではいけないというこんなにもあからさまで明確な警鐘。歌詞を変えて、今の時代と時代への想いを反映させている。
反比例して、この曲をピアノで表す堂本剛の心根。ギターでもベースでもなくピアノを選ぶ純真無垢の優しさ。
平安神宮の屋根に映る映像。いろんな種類の花が風に揺れる画。風力発電の画。火力発電の画。夕暮れで茜に染まる、空に茜が燃える画。あまりにも明確な画。明確なシーン。世間一般でも意味することは1つというような、わかりやすい暗喩。
8.Paint it, fill it with love
愛で塗りつぶす。こちらもlove、の重さ大きさ広がり。今日ここで指したit、それとは?

怒りは愛で塗りつぶす。変えたり待ったり呼び掛けるんではなくて塗りつぶす。「塗りつぶす」という言葉の剛さんの中のイメージはどんなモノなんだろう。

演奏中何回髪かきあげたのかな?素朴に考えたら、TVでの限られた時間であればともあれ、1時間半の表現では顔前にかかるはず。イコール色気確信犯? それともどなたかへのオマージュ?

ダンサーさん(どの曲か忘れてしまった)鬼の面を両手で持って舞う。剛さんの後ろに2人並び、面のみ上左右から出す。
剛さんと鬼を結びつけたことなかったなあ。鬼は神であり、一般的には恐怖や怒りのモチーフかなと思うのだけれど。それに託すくらいの心の一側面があるということなのかな。
9.NIPPON
平安神宮の屋根に月が浮かぶ。月?と思うと、この曲。
ここでニッポンかーくあーほんとに確信的なんだ堂本剛氏ーと内心ぐうぐう唸った。
ソラシドレ、って喉の鳴り方転がり方が美しい。いいかい、みるかい、の語尾の優しさ。
日本という国に、これからひとがどうなるか見ていて欲しいということかな。
10.これだけの日を跨いで来たのだから
暗転。ああそしてこれ跨なんだ。2月の本編最後と同じ曲。半年経って、それでも今の音楽の締めくくりはこれ跨なんだな。
ひとが生きることの確信をついた曲だと思う。
「あたしたちはね 歩んでいるの 一歩一歩と人生って”涙”を」と歌い、「人生って”みんな”を」で客席を指差し、最後「人生って輝きを」でバンメンをぐるりと指差す。
あの頃も悲惨な出来事があったけれど、今も悲惨な出来事があって。それでもそれも、生きてきたから。みんなの輝きがあるんだな。こんなにも美しい剛さんのお姿を眼に焼き付けられるんだな。
大サビ、小さなしゃぼん玉が無数に空を舞う。ステージ向かって左手から右手へ向かう風にのり、きらきらと光を反射させて飛び立っていく。剛さんはこの瞬きに、輝きに、何を託して。何を祈って。
11.セッション
何回見ても剛さんの指先タクト素敵。
最後リフト(上へ)。双眼鏡で見たら背景が白い霞のようなレーザーで、それを背に音楽を奏でる姿はほんとに天に祈り捧ぐ巫女のようで神子だった。
ダッチさんパートライティングが緑でこっそり笑った← ライティングや映像が時間図る鍵だったりするのかなー。
12.ごあいさつ
リフト、ギターをスタッフに預けて跳んで下りて。ありがとうございました、ってやわらかくやわらかい声で。京都で奈良で音楽を鳴らす剛さんの心にはやわらかさが表れるということなのかな。東京という土地にいない堂本剛はやわらかくて優しくてアルカイックスマイルを浮かべる時間の多い人生だったのかもしれない。けれど今こうして仲間と出会いいっしょに居るのも今の堂本剛

・空模様
昨日は雨が降って。
今日は風が吹いて、髪型7:3だったのが9:1くらいになって。スティーブみたいにしてくればよかったんですけどね。そうでないのが今の僕ですからね笑 ない髪をかき上げる仕草をするスティーブさん笑
・年齢
37歳、もう少しで40歳です。僕がいちばん、細胞から驚いているんですけど笑

こんなにキュートでセクシーな37歳、そうそうおられないですよ…驚きですよ。

・憤り

火のない所に煙が立つ時代。インターネットで書いたことが真実になっていく。

両手でキーボードを叩く指先をする剛さん。指の運びの美しさ。

・明日の天気

明日の天気…どうにかならんかと色々やってみます。

結果どうにかなりました。剛さんなにしたんだろう笑 それともファンの色々やってみたが通じたのかな。
・This is TD
今日会場に来れなかった方にも「愛してる」とお伝えください。
平安神宮映像化
平安神宮も映像化しようとしてます、諸事情ありまして…

冷静に考えたら、9月アルバムで10月ツアーだからそれ以降リリースだよね…今回の映像も加えたら年明けてからかな?楽しみだなぁ。
・合同参拝
5千人ちょっとがたった一人の腕の動きに合わせて2拍できるって凄いなぁと思う。いつも私達その御方のご指示に合わせて、跳んだり踊ったりクラップしたりペンラ振って回してますもんね!踊りたくて躍らされてますからね!笑

・This is TDその2

「これからも僕の人生に寄り添って頂ける間は寄り添ってください。僕も(皆さんが許す限りは)寄り添いますので。」

いま色んなことが起きて、将来を約束することってとても重いことな時期だと思うのだけれど。剛さんはファンと寄り添い合い、表に立ちながら生きると言霊にしてくださるんですね( ;  ; )

 

 

 

1曲目で世界へいざなって、2曲目と3曲目で己の心や精神の有り様を説く。4〜7曲目は時代への怒り、怒りを越えた先の悲しみ、悲しみを抱いたからこそ流れる涙、そして涙が流れることも、みんなみんな生きているから感じられることである。そう説く。時代と対峙する己自身の心模様を描く。
剛さんはセットリストで時代への憤りや警鐘を明確に表現した。けれど、7曲目の中でオーディエンスを、そしてバンドメンバーを指し、皆と心を通わせることで、それらを内包して受け止める。拒絶したり畏怖するのではなく、抱き留めて啓示する。君はそうでいいのか、と両肩を抱いて眼を合わせて問う。

その視線を真摯に受け止め、咀嚼し、行動へ変換していくことが恩返しなのだと思う。

 

平安神宮公演は直近発売のアルバム等に選曲の選定基準がおかれない分、今の堂本剛が奏でたい音楽、訴えたい言葉、伝えたい感情が詰まった公演なんだなと感じました。

 

 

 

堂本剛という御方は。時代に呑まれ、時代を見詰め、それから時代と対峙し、今は時代を前提に立っている。

きっと限りあるその瞬間瞬間をきちんと丁寧に生きて、それを丁寧に積み重ねていらしたんだろうと思う。ごりごりのfunkstarな時間の音楽だって、心根が優しく美しいひとの音楽だと感じられる。

だからいつまでもそのお姿や思考を知って見詰めて寄り添わせていただいて、生きていきたいなぁと思うのです。

 

ありがとうございました。

GratefulなRebirth(優しさの形)

Rebirthしたのだ。文字の通り、まさに、そのままに。

そしてそれは剛さんにとって、Gratefulなことだったのだ。

それがこのミニアルバムの要旨で、最も重要な事実だと思った。

 

誰かを救う方法に答えはなくて、ただ親身に寄り添うことで救われることもあれば、現実を直視させて鼓舞することで救われることもある。

剛さんはこれまで前者をとることが多かったけれど、今作では後者を手段として形にした。上辺だけの暖かさではなく、強さに、大きな愛に裏打ちされた優しさ。

そしてそれをリスナーに向けてもいいと思った。

これまではきっと、形にする過程で「聴き手がどう感じるか」を考える瞬間が大なり小なりあって、前作「Tu」においても一匙のそれは練りこまれていたように思う。

今作にその優しさはない。剛さんが信じる、何も知らない人が見れば諫言のような、けれど本当に相手を思っていなければ向けることのない大きく強かな優しさ。これまでほとんど形となってはいなかったものを、贈った。

 

受け手はその結実を、1曲1曲1音1音、一言一言を真摯に受け止めなくてはならない。

それが剛さんの強く優しい愛への誠意だ。

 

 

 

剛さんの歩みの中で。去年のTuFunkライヴで四季が一巡りしたんだと思っている。

右も左も見えぬまま歩き出した、まるで新学期のような多くの不安と僅かな期待を胸に抱えた春。

梅雨を孕み、空が泣いて。照り付ける太陽の下、龍やバッファローを従えて勇猛果敢に舞った夏。

日暮れが日増しに早まり、白と黒、光と影がすれ違う中、暖かさを求め掌をこすり合わせるように己を紡いだ短い季節、秋。

次にくる新たな季節へ向け、春から秋まで得た仲間や経験や音楽を結実させた、小春日和の続いた冬。

そして2回目の春。四季を巡った剛さんは自身の生きる道を、こうしたいではなく、こうする、という半ば事実として見据えたのだと思う。そしてこの先も、大切な仲間、オーディエンスとともに、新たな世界を、新たな声を見つけ、手にしていくのだと思う。

 

 

Panic Disorderだった剛さんも、実像から遠ざかる恋人への心の恋人も、それは過去であり過程であり、もうそんな風に傷を露わに歌う剛さんと会うことは一生ない。

Neo Africa Rainbow Axのような、開いた眼で辺りを見据えた音楽で、臨戦態勢に構えた剛さんと会うことは一生ない。

…のかな、と茫洋にそう思いました。今作の音の抜け方、声の力の抜け方に、そう言われたような気がしました。

 

 

 

おまけです。

自分自身の中で1つ決めているルールがあって。それは、剛さんの産み出す音楽を手元で初めて聴くときは、自室の暗闇の中で、何も見ずに聴覚だけに集中して聴くこと。今回は加えて雑誌を読むのも控えて、先ず音に込められた魂を感じたいと、聴いたのです。

14年前から続けていて、多くの場合どくどくと鼓動の高鳴りが止まらずに発汗するくらいのことのほうが多いのだけど、

今回は8曲、ただただずっと寒気が止まらなかった。それは剛さんが新しい世界を歩きだされたことへの畏敬のような、そんな怖くて嬉しい観念が全身を駆け巡っていたからだと思う。今の私はこの御大の優しさと愛情に応えるだけの心の美しさがあるだろうか。澱みない胸を晒せるだろうか。

晒せないのなら、おのずから、今からだって、するしかない。剛さんが光を当てる、GratefulなRebirthを果たせるように。

 

明日からまた頑張って生きます。剛さんに恥じることのないように。

 

祝詞を給うて

(「堂本剛 平安神宮ライブ2012 ヒトツ」の内容に関する記載を含みます。

 五月雨文章ですのでご容赦ください。)

 

 

祝詞 祭祀にあたって神前で称える詞章。(辞書:コトバンクより)

 

堂本剛 平安神宮ライブ2012 ヒトツ 鑑賞。

Mステの「T&U」を観て、堂本剛さんが奏でる音楽をどうしても、もっと感じたいと思って、久しぶりにディスクを取り出しました。

心が掴まれてどうしようもなくて、その肩に乗せた決意と優しさが途方もなく尊くて、こんなに純真に、同時に屈強に洒脱に生きる御大が幸せに生きられますようにと、心から祈りました。

 

 

ホテルの一室で、TV画面を眺めたりタブレットに触れたり、ソファに体を預けた視線は何を思っていたのだろう。

震災の現場や、京都・平安神宮を一望できる高台。東京タワーの上、スカイツリーの下から。世界を見渡す背中は何を感じていたのだろう。

裸足で川の中に足を浸し、太陽を眇めながらふんわりと笑う鼻先は何を感じていたのだろう。

公演後、時折夜空を見上げ、ファンの声援に「ばいばーい」と声を返す。空高く伸ばした手は何を思っていたのだろう。

その答えのすべてはきっと舞台の上にあって、同時に日本のどこか一室のベッドの上にあるんだろうと思う。

 

 

仮面をつけ、舞いながら舞台へと昇る堂本剛さん。「空が泣くから」のPVで見せたような、何かを手繰り寄せ引き寄せ、世界の真実を憑依させるイタコのような、能面で演じる伝統芸能のような仕草。

ギターもピアノもベースも祈りを捧ぐための神器かと錯覚する。

祈り、という意味では剛さんの歌声に勝るものはないなと思う。

 

どうしてあんなにも狂おしく切なく、そして純真に真っ直ぐに、絞り出すように末広がるように声を伸ばせるのだろう。聴衆の心に突き刺さり、染み入り、確かに心の中に声が届いて、残る。だからまたあの声を生で体感したいと思う。

 

「必ず信じてみせるよ」と歌う剛さんは誰を、何を信じたくて、そんな切なげに祝詞を給うて歌っていたんだろう。

あれから4年が経って、今の剛さんはもしかしたら「みせるよ」なんて語尾を遣わず信じる、と歌うのかもしれない。堂本剛が綴る歌詩の語尾、その変遷を辿ると御仁がどんな歩みの果てで光を捉え、抱き寄せたかが良く判る。

 

いつだって私は貴方を信じている。がんばろっかな、って切ない眼でくたりと笑う最後のシーンは、傷つきながら、それでも信じ願い歌う繊細で勇敢な剛さんを象徴するようだった。

 

 

今年の平安神宮公演も発表になりました。

古都で奏でられる剛さんの世界を、今年は肌で感じられますように。

 

剛さんの、慈愛と攻勢

2016.2.21、17:00。素敵なご縁を頂いて、TU FUNK ALL STARS CON!CER-TU、参戦させて頂きました!!
以下、長々長々レポと感想と忘備一緒くたです。全力ネタバレです。誤字脱字、記憶違いたくさんあると思います…寛大な目で読んで頂けるとありがたやでございます。
 
 
 
16:15開場。会場内は照明の当たったミラーボールが回転。900人ってほんと高校の全校集会ぐらいだよ…座席列後方なのにステージ近いよ…!まめつぶちゃうわ…! と慄く(笑)
 

開演前にわたるさんすうぃんごさんスティーブさん剛さんでセッション!

16:25前~16:40前くらい、20分位やってたのかなぁ…。剛さんは高さの低い座面が回転する椅子に後ろ向きに座って。ほんと贅沢すぎる…。
 
セッション
狐面が裏側からスタート、スクリーンになっていて映像投影。奴さんが実はお狐さまで、お稲荷さん(あのお稲荷さん笑)スペースシップで宇宙空間を惑星抜けてひとっ飛び〜。
その間も剛さんバンメンがんがん演奏してるので私はスクリーンそっちのけで演奏凝視笑
黒のYシャツ(肩から下模様透け素材)、クリスタルネックレス、エンジジレ、エンドリケリーを肩に乗せてたことを彷彿とさせる布を片側の肩から腰まで背中に縫った赤ジャケット(肩の造りがかきっとしっかりしている)、千鳥柄系の赤ぴったりボトム。深紅の衣装は照明に良く映える。暗闇の中で1色ピンスポット当てた時に剛さんの輪郭が浮かび上がる感じ。
 
Tu Funk
年末振りの剛さんのお声、第一声は「Tu」でした。初生Tu♡♡
とぅ、という言葉、どシンプルなのにああ剛さんの生のお声だ…あのお声だ…って胸が嬉しさでぎゅうっとなる(>_<) ほんとやばい…(>_<)
 
I gatta take shamanippon
♪てでででーでーでーででーのイントロの時点で胸が何か駆け上がるような気持ちに。ほんとうわぁきたあぁぁ剛FUNKやぁぁって感じで大興奮←
イントロ、ぱんぱんぱぱぱん、のリズムで手拍子。あとしゃまサイン(親指と薬指をくっつけて掲げる)を、サビのしゃま、の後に振り下ろす(??)
剛さんソロは結構振り付け多くて、一緒にのれる感じが楽しい! 初心者でも私みたいな相当振り参戦でも、コーラスの方が手本してくれたり剛さんが一緒にしたりするので、周りの人含め見ながらやればすぐ覚えて一緒にのれるものばっかり!ご安心を♡
 
clap your mind
実は初出し曲以外で唯一の初聴き。あかんこれは密林でポチって来ねば。瞬きふつうよしに入ってるインスト寄りの曲。
この辺りで剛さんサングラス外す。
 
chance comes knocking.
あ〜この今日もE☆E参戦当時滅茶苦茶盛り上がったなぁ…36歳の剛さんはこんな風に演奏するんだなぁ…と一人感慨に耽る、のは今書いてるときで。現場ではうぉぉCCKきたぁ~higher〜剛さんの伸びやかなhigher聴ける〜と心が大暴れ←
イントロは腕ぐるぐるして下から上へ。chance comes knocking wow〜
ではとん、とん、とんとんとんとん…のリズムで扉を叩く。higher〜x3では右腕↑、左腕↑、両腕↑、でブラスに合わせて振り下ろす。
ここで剛さんからhigher煽りあり。現実より高く、もっと出せるだろう、コアから声を出せ、もっともっともっと高く…と…(蕩け 煽られ声を出し腕を上げ、もっと煽られ声と腕を伸ばし…の繰り返し。幸せ過ぎる…。序盤は会場もふぅー!とかちょっぴり控えめでも、ここで剛さんに煽られてあっと言う間に心を解放しちゃうんだな。今日剛さん何度かFunkする準備はできてるかい、Funky partyしようぜ、って声投げたけど観客もじもじ感でしたでしょうか?
 
Blue Berry
懐かしい…泣ける…その2。しかし現場では高まりまくって(以下略
最初の小刻みなパーカスでああブルベリだぁぁって全身が反応する。代々木体育館でもこれでもかってくらい跳ばされたなぁぁ…(蕩)
しっかし、今日はたぶん一味も二味も違うブルベリでした。
何故って跳ぶ場面の入りがタイミング合わなくて2回位うまくいかなかったから←
1回め、やろうと思って指示出す剛さん、たぶんタイミング違くてバンドがあれ?的な反応に。2回目の時は剛さん5回ってやってたつもりが1回になって、照明はついてきてたかな?(跳ぶ時は暗めに白光一色になる) バンメンは1/3位しかついてきてなくって不発な感じ。バンメン側を向いてた剛さんが後から頭を下げでしゅんって項垂れる。
この背中のしゅん、が、首を左斜め前に落とした剛さんの後ろ姿が可愛いくて可愛いくて堪りませんでした。客席からもきゃーって歓声上げちゃいました。剛さんへこんでるのに笑
2回とも、場を取り直す際に曲に言葉を乗せる剛さん。ヒューマンエラーだよ、間違えることだってあるさ、間違いを許さない時代が、早い時間からやってるんだ…などなど。ヒューマンエラーは本日の流行語のひとつでありますね(にんまり)。言葉の途中で自分でもちょっぴり笑っちゃう剛さんがぎゃんかわでした。
2回目の後も言葉乗せてましたが、5回って出したんだよ、なのに1回になっちゃったよ(音が)、だそうです…(可愛い)。会場からも笑いが起こってて幸せなブルベリだったなぁ。
3回目、いくよいくよFunkyするよ、と前振って今度は成功!したら自由自在に飛ばす剛さん〜5/1/1/1/3/1/5/5…みたいな(どんなレポだ)。
ブルベリ飛ばす時って剛さん背中向きなのよね。バンメンに数指示するためか、バンメンが対応できてるかチェックしてるか。客席が合ってるかどうかは分かるのかな、気にしてるのだろうか。
wow〜の声の伸びと張りが半端ない。4日目6公演目、明日は休演というタイミングなのでお疲れかと思いきや、声からはそんな素振りちっともなかった。1回か2回、あっこの位の伸ばし加減なのねと思った場面があったけど、たったのそれ位で。もっと公演重ねてる時もあったから、前に話してた通り剛さんの喉って強いんだなぁ。歌うほど潤滑油のようなものが出てなめらかに伸びる。ざらざらした声出す時も迫力に疲労を感じさせない。
 
T&U
曲前にコール&レスポンスの剛先生シーンあり。
いっこはTuTuTu、で剛さんの歌うメロディラインを追いかけっこ。数回してから、みんなちょっと違うよ、ぴったりじゃなくて後ろにリズム持ってくるんだよ。ストレス社会にいるから(ぴったりになっちゃう的な)…と。これ剛さんは何も難しそうでなく演奏に対してくっきり遅れて後ろに重心おいて歌っているのだけれど、素人がやるとそれがなんだかとても難しかった。やろうとしてもすぐにオンタイムになってしまう。私達は剛さんの音楽に親しんでいて、剛さんのそんな歌い方ひとつにとってもまるで当たり前のように享受しているけれど、いざ自分でやってみると上手くいく素振りもなくて、そんな剛の体得した歌い方を慣れ親しんで聴けるのは贅沢なことなんだなぁと再認識した。歌手って凄い。
もういっこはてぃー↑、とゆぅー↓。てぃー↑、はあー? と言う感じ(比喩中身忘れてしまった)、ゆぅー↓は、相手が色々話してきたけど結果良く分からなくて反応を返す時のあぁぁ↓と一緒だそうです笑 先生そのたとえ凄くわかりやすいです笑 あとすうぃんごさんの発音うますぎる。話がそれるけど、きっとももクロさんの桃色空ディレクションもそんな風にわかりやすく優しく、愛を持ってされたんだろうなぁ。
あ、あとどこかで「ウグイス鳴き真似大会」が開かれました。別のリフレインしてるとこにそうっと紛れこむすうぃんごさんのウグイス、ファンもだんだんそっとしておけなくてくすくす笑いだす笑。
ウグイス真似を指差された人が譲り合いしている笑 あとコーラス隊からも。わたるさんのウグイスしおしお可愛かったなあ笑、ホー、の時点で怪しい。笑 すうぃんごさんがうまかった回でした笑 剛さんはホー、ばっちりで、ホケキョ♡って感じの小首かしげるうぐいすちゃん的な感じでした。可愛い…。
サビの振り付けが可愛い、TはTを作って(説明になってない)、Uで今日は客席指差してました。顔の前で手でU字を作るのは今日はなかった気がする。しかし指差しは指差しで乙コンのKissミスを思いだすので結果きゅんきゅんする。← えーんゆー、の&の発音がよすぎて腰にくる←
サビのFunkyなめいそう、の歌詞は瞑想なのだろうか、メイトソウルなのだろか、はたまた…音源化して歌詞教えてくださいm(_ _)mどさくさ
あと曲に入る時のアーユーレディ?が英語発音でべらぼうにかっこよかった。他の場面でもあったけども。はーと
アンコールで、今回披露した新曲は家で頭悩まなくて…ぜんぶそうかな、みんなスタジオとかでやりながらうまれた曲。と言ってたなぁ。
 
偉魂
えらソウルキター!某所で繰り返しみたブランチで聴いたてれれってれてーれれれれれれってイントロyear!
剛さんのアッパー系Funk曲って曲の入りで魂鷲掴みにされる曲が多い。これも例に漏れず。
これも曲前にブランチの話出てた。T&Uの時一緒に話したんだっけか?忘れてしまった。
なんてったってサビのメロディへの言葉のハマり方が大好き。自我の旅、たびぃ↑、の言い方と、そこから少し癖づいて下るような歌い方の偉魂煽って、の歌い方がセクシーでエロスで小生には堪りません。
今日のwow wow …はプロによるものでした。笑
 
愛get暴動世界‼︎‼︎
照明が落ちて赤色だけで演者のシルエットを浮かび上がらせた曲頭の画が、格好良過ぎて大変過ぎる。Funkで不条理に挑む侍達のよう。
これもたぶん代々木体育館で聴いたのだけど、今回とんでもなく、音の厚みが全身にキた。フラストレーションを溜めている箇所とそれを放出する緩急が1曲の中に何度もやって来てぞくぞくした。
愛から逃げなさんな、の心の茂みの中に紛れ込もうとした黒い染み、後ろめたい箇所をピンポイントでぶち抜いてくる感じほんとにやばい。勇者を待つな、って。
今回の剛さんは何かを行う過程にいる不条理を組み敷いている最中のようだった。それでかこの曲は人への刺さり具合、鋭角さ具合が鋭くなっているような気がする。
アンコールのMCでも、CDにすることでカットされてしまう音域がある、ライブで感じられる域が機材を通すと消えてしまう、そういう意味ではレコードはいい。途中ダッチに相槌求めて、ドラムにもマイクがいっぱいついてそれをここの機械に通して聴こえている、とのこと。のTVではワンハーフを求められるが本来の音楽はそうなっていない、TVの都合に合わせている。と、腹に据えているものがあるような話し方だった。
低い椅子に座って(高さがちょうど剛さんの膝までくらいで、腰掛けるとちいちゃくなってそれがまた可愛い)、アンコールに入った途端それまでFunk掻き鳴らす姿から離れて、割と唐突に足を組んで説々と話す剛さん。やっぱり剛さんだなぁと思う。色とりどりの羽根は背中に生えたけれど、根っこがどんな方なのかはそんなことからも分かる。誠実で紳士である種の朴訥さを持つのが堂本剛さんなのかなと思う。
話を戻して、兎角音圧にやられた一曲でした!アンコールのおセッションでソロをすると圧倒的に空間を支配すると能力を持つ一人一人が、TuFunkを鳴らすために全体感を持って音を発している。合唱は出しゃ張る人が居ては美しくならない。そんなことをふと思い出した。しかしほんとに胸に刺さる曲。行動しろよと優しい乱暴で背中を押してくれる曲。
あ、この曲も振りがありました。愛で両手を上、getでぱちんと叩いて、あとは両腕をクロスさせて自分の両肩をとんとん叩く。コーラス隊の方々はされてなかったけど剛ファンは過去の振りも忘れていない。1年後でも完璧にマスターして参戦するジェロマのペンラ捌き同様、堂本剛さんファンはアーティスト同様真面目である。
 
闇喰いWind
これも…懐かしい…(感涙) 堂本剛へと季節を一巡りしたからこそ、今聴ける音楽なのだと幸せに思う。
両腕を肘から内側に交互に倒しながらリズムを刻む。ちゃっちゃっちゃっ、って刻みが心地いい。
この曲もサビ前の苦悩するようなパートの色気が半端ない。照明も不安げに変わる感じがなんとも言えなく好き。2回パッパッ、って音を合わせるときぐうぅってなんともいえない気持ちになる。
 
恋にも愛にも染まるような赤
ブルベリのだってだって〜な言葉があり、T&Uのつよしせんせいがあり、この曲のイントロがきてああもう本編2曲しかないのか、とはたとさせられました(セトリ見て参戦したので)。
しかして剛さんほんとにセクシーだなぁ。艶っぽくて。会場の雰囲気と調和するように曲を作り込んでいる、というレポを以前見かけたけれどその通りだなぁと思う。後ろに軸を置いたリズムと溜めと、がなりのようなパンチの効いた歌い方と遠く伸びていく歌い方が美しいなと心から思う。剛さんは歌の雰囲気によって声の印象をがらりと変えられる歌い手だなと思う。年々彩りが増えて増して鮮やかになっていく。ロングトーンの美しさは絶世だと思う。
歌詞のエロスに合わせて場所を掴んで腰を回す剛さんに想像鼻血。想像妊娠ならぬ。
 
これだけの日を跨いできたのだから
ライブ一杯一杯幸せがあったけれど、一番嬉しかったのはこの歌を聴けたことです。どこかの何かのタイミングで堂本剛が生み出した曲の中で1曲を選ぶとしたらどの曲を選びますか?と崖っ淵に立たされたような究極の選択を迫られたら、私はたぶんこの曲を答えると思う。
今日のこれ日は、ここまでの照明にもがんがんに色を使う⇔抑えるというコントラストと一線を画し、落とした照明に青色が注がれていた。どこかでジャケットを脱いでた剛さんがマイク1本で歌い上げる。過去この曲は苦しみの中で前を向く曲として歌われて、きっと私の知らない時期には歓びが過半を占めて歌われたシーンがあったんじゃないかと思う。しかし今日のこの曲は、圧倒的に現実を見ていた。それも困難な現実。それでもその中で私はこれだけの日を歩いてきたんだから、人生って愛を(歌詞変え)、だから進むの、と力強く美しく、それでいて一片の儚さを湛えて奏でられていた。現実に対峙する、これまでの美しさを持って立ち向かう。テンポを落としたこの曲はそんな誓いのような曲にも聴こえました。
2番の後?のラスサビ前の間奏で、ただ虚空を向いて瞼を閉じる剛さんが壮絶に美しかった。この御仁がこれまで戦ってきたもの、今戦っているもの、この先待ち受けているもの、それら全てを捉えて受け止めているようだった。今の剛さんには仲間がいて、ファンがいる。できることは一緒に戦いましょう?戦わせてください。
最後のロングトーンがこの世のものとは思えない美しさだった。
本編終了。さっとはける剛さん。
 
アンコール
拍手が鳴り止まない中登場。バンメンはツアーTシャツですが、剛さんは衣装そのまま。
 
MC
登場してすっと椅子に座り、お話はじめる剛さん。本物の声や音楽が、CDやTVに落とすと消えてしまう部分がある、というお話。「TVを否定するつもりはないんやけど…うーん、ね」という言い回しを数回、そんな言葉を添えるのが堂本剛だなと思った。私達は本物を知っているから皆さんに届けたいと思うんですけどね。なので皆さん出せる範囲で機材を揃えて貰って。とのことでした。
それと最近の曲はスタジオでこんな感じで、生まれる楽曲ばかりとのことでした。
 
I found my voice
これ日とこの曲だけ歌い上げる系。
夢は終わった、というような歌詞があったけれど、ここで剛さんが比喩した「夢」とはなんなのだろう。一人でもがき苦しんだご自身の過去のことだろうか。今は仲間がいるから、夢は終わったのだろうか。
本当に美しい曲だった。 
 
Break a bone FUNK
タケちゃんが「太い(タケちゃんは額の多いそれをそのように言うそうです)」ギャラに飛び跳ねてベットから落ちて肋骨を骨折したのをファンクにした、と紹介あり。このエピソード説明も、あのですね、実はですねぇ、とちょっぴり勿体ぶったような語り口調で。ほんとに心から楽しそうに紹介するんだにゃー。そういう事象をFunkにしよう、ってのがまさにグルーヴでFunkなんですなきっと。
その事象を成形して表現すると、自分の弱いところは自ら折って、蘇生させて強くなろう、という曲とのことです。確かにそうだよなぁ、と後ろめたさに後ろ指指される気持ちでした。
曲中の振りが昨日とかは胸の肋骨あたりをさするんだったけれど、実は折ったのは背中、腰寄りの場所だったそうで、間奏中は背中をさする振りに変更笑 それ以外もサビ最後がほねほねロック的なキメだったり可愛い。しかしどちらも肩より下の振りなので、客席がその振りやってるのって剛さんから見えるのかな?
曲最後におもむろに白いものを掲げるスティーブさん、前に出てくるとその白いものは骨のオブジェで、剛さんの隣でぽき、ポキポキポキ…と折って終了笑。
合わせてこの時十川さんの話になり、ツイッターとかで知ってますかね、年明けかったジャンパーのここ(脇の下あたり)にでっかい穴あいてて。それを十川さんは綻びと表現されたそうで笑、「綻びじゃなくてぇ?」と口調を真似する剛さん、めちゃ可愛い、くふふって笑う剛さんめちゃ可愛い。のだけど、かました曲自体はごりごりのFunk。卒倒〜。
 
おセッション
「はい。じゃあ最後にね、おセッションしますからね」と言って始まったセッション。おセッションってなんかえろかな…と思った私の頭は腐っている←
冒頭渉さんとのーEでいーの?Aーよ!の可愛いやり取りが少しあってスタート。セッション中ってブラス隊は基本待機で、ブラス振られた時に前に出てくるんだなぁ。
楽曲を鳴らす時は全体の中の一部として皆さんの音は調和しているんだけど、こんな風にピンスポットが当たった時の力の出しっぷりは鳥肌が立つようでした。
ほんとにかっこいい。そしてそれをタクティングする剛さんて音楽人として認められているんだなぁと再認識。剛さんの音楽が好きな人には堂本剛というフィルターなしに音楽が届く場面が一つでも多く生まれたらいいのにな。
剛さんはギター→ベース→ギターと持ち替えながら、タイジさんと膝入れて絡みながら掻き鳴らしてらしたー。
つよ散歩、自分と離れた側の通路中段まできてたぁぁ。隣に立つくらいの距離に生涯愛する向こうの方が立つってどんな気持ちになるんだろう。これができるようになるまでの剛さんとファンの信頼関係って素敵だな。数年前じゃきっとできなかったと思う。それとファンの近くで演奏してる時の剛さんはどんな気持ちなんだろう。私達一人一人を意識することはあるのかな。それとも音楽に浸っているのかな。
 
ED
皆さん前に出て、一列に並んで。今日渉さん最終日だったそうで!えー!って客席から挙がる声量は、ファンもバンドメンバーお一方お一方を認識して見てる証拠なんだろな。それって素敵なことだよなぁ。
次の現場は?ナオトなんちゃらライミです…からインタビュー漫談スタート笑
渉さん席につかされ剛さんインタビュアーで、ダッチさんカメラマン笑 何回か繰り返しコントだったのですが、途中からオリビアさんレフ板役してたけど剛さん気づいてたかな?? 切りかえるの大変だよね、ここでは好き勝手やらせて貰ってるんで、俺やったら大変やな…って。名残惜しそうに、でも言ってはいけない言葉は言わないで。
ゆるゆるタイムが繰り返されて、おもむろに剛さんが「皆さんもこんな仲間ができると良いですね(^^)」って、朗らかに仰るのです。こんな剛さんが居ることを、街を歌う剛さんに知らせてあげたい。独りで暁を迎える剛さんに知らせてあげたい。大丈夫です、貴方の積み重ねた時間はきちんと貴方に翻って、素敵な仲間に囲まれた貴方がここには確かにいるよ。って。
客席にぼくのライブはじめての人、と聞いたら手があがった数はまばらだった。流石にこのハコの大きさではご新規さん参戦って確率的にも難しいんだろなぁ。
あと突然欠伸した?って観客に向かってクエスチョンする剛さん。昨日もいたんだよね、こうむぐむぐって我慢した人、の真似する口元が可愛い。こんだけ音浴びたら疲れるよね、って言ってました。
あと昼公演ってね…皆何時に起きるの?8時ー! ん…まぁそこそこだね、で客席笑い。化粧してくるの? ってきいて、してきます、って答えた観客まじまじと見て、してるの? ってきいて、してないって回答にえええって笑ってた。確かに俺もスライのライブ行くとき服考えるもんなぁ、あれがいいかなこれがいいかな…って。あとダッチさんが赤髪の子にうんうんって話してたり(髪の毛シンパシー)。あと男性がなんかタイミングで叫んでたー忘れちゃったー!→あ、ええんかぁ〜!だった!!
最後はありがTu、で締め。お気をつけて〜って自然に、優しくはけていく剛さん。ありがとうございました。19:52!
 
 
 
剛さん、自身を表現する音楽を手にして、自分を明らかにできる仲間ができて。かけがえのないそれらを胸に抱きしめて、力に変えて、今はまた、何かと戦っているのかなと思った。幸福に包まれているというよりは、少しひりひりしたものを湛えていたような気がする。おじいちゃんになってもFunkしていたい、って言える剛さんが見据えているものはなんだろう。
 
数年ぶりに剛さんソロを体感して、やっぱりこの方の命が生み出す音楽が心から好きだと思いました。幸福は嬉しくて、苦悩は辛くて。これから先何年第一線で活躍されるのかわからないけれど、永遠はないけれど、ないからこそ今この瞬間の剛さんを、将来の剛さんを見詰めて愛して、喜んだり悲しんだり、勝手に添い遂げたいなと思いました。
また剛さんの生の音楽が聴けることを心待ちにしております!ありがとうございました。

生身の人間として、限られた尊い愛として

KinKi Kids concert 2015-2016 12/31レポ

 

人生始めてKinKi Kidsのコンサートに参戦しました。

雑誌のレポも出ていて今更ながらですが、自分の備忘として残したいなと思います。

メモを取ることもなくただ記憶に沿って書いたので誤りも沢山あると思います。個人的感想が多分に含まれます。 ※左右はステージ向かって。

 

OVERTURE

・メインステージ上、左にバイオリン女性団、右に管楽器男性団。

夢を見れば傷つくこともある(衣装①)

・メインステージより登場。あのイントロが鳴って、剛さん、前髪~トップにかけて強めのパーマかけて、金ステッチの黒ロングコートをなびかせるその姿が、初めて肉眼で見たお姿は本当に貴公子、王子様だとほんとに思った。この時点でああもうあかん、これはだめだかっこよすぎる、と思った。

・奥からステージの上下を活用してだんたんメインステージ前方へ降りてくる。はああ…素敵過ぎる…

ココロがあったんだ

・ダンスあり。

やめないで、PURE

・曲入りがじらすイントロ×レーザービーム×炎の演出。かっこよすぎる。ダンスあり、当時とおんなじ振付!激しくときめき。炎があがるたびにキャー!って会場。

永遠のBLOODS

・剛さん左、光一さん右へ。途中から手押しステージに乗ってレールに沿って移動。どんどん近づいてくる正真正銘本物の剛さん…!丁度目の真に来た時は、俯き加減でレール下にいるスタッフさんにイヤモニ触って、☝のポーズで上下にくいくい。音量あげてなのかな?指示してたのでお手振り等なし。ああ本物だぁ…って思った。

フラワー

・バックステージから残り半回転。原曲キー!光一さん時折高音喉きつそうだったー。そしてその光一さんが今度は目の前に…!王子で、大人のオトコだ、って感じた。ララララ…のところ会場大合唱。「もっと!」とか声掛けて煽る光一さん。

もう君以外愛せない

・メインステージの塔型タワーに剛さん左、光一さん右で乗って上昇しながら歌唱。生バラード綺麗すぎて心に沁み過ぎる。終了後暗転、そそくさ!と二人はステージ中央後方にはける。結構全速力なダッシュだったと思う←

情熱(衣装②)

・管楽器隊が後ろでマーチングバンドしている中、メインステージ中央から登場。衣装、赤いジャケットに。剛さんのジャケット、後ろが燕尾服みたいになっていて(背中側は黒色)、すごいそれいいわぁ…って思った。

・ダンスあり。オリジナルの振付!

・大サビ前、おもむろに指揮者役の男性が持ち出したもの、それは光一さんが剛さんにブンブブーンでクリスマスプレゼントしたプラスチックのトロンボーン!会場ざわざわ。剛さんはふっ、と肩の力を込めて・抜いて、光一さんは音が出る所にマイクかざして。結果は「すーーぷぁぁ」と前半は空気音だけ、後半は相応に音が鳴っていました。会場暖かい大爆笑。かっこいい→ボケる→何事もなかったかのようにかっこいい、の最近恒例の流れ…!笑

願う以上のこと 祈る以上のこと

・メインステージ。ダンスあり、Mステ等で当時踊っていた振付?

ボクの背中には羽根がある

・中央で丸いステージがせり上がり、そこで歌唱。曲中2回、羽根が噴射。スクリーンに映った、羽根が舞う中歌う剛さんと光一さんは紛れもなく、もうこの上ない、これ以上ない崇高な天使に見えた。

Misty(衣装③)

・前半バンドメンバーインスト(着替え)。メインステージ、ダンスあり。もうだーらすたらんだーらすたらすたん、ってきた時点でうわぁぁぁって…!過去コンサートで踊った時はDVDでうわぁぁって思ったのだけれど、実際に肉眼で見るともう言葉では言い尽くせない衝撃がありました。

Kissからはじまるミステリー

・中央ムービングステージ、その上でダンス!2人で踊るって、やっぱりなんだか素敵。剛さん間に合わない~で振付飛ばす。剛さんの周りを光一さんが回っている感じになりました(後ほどMCで光一さんが触れ、歌いながら再現。ふんふんふーん、でやるともう間に合わへんやん?という感じで(笑))。「キミがほしい」のとこの指差し振付がまじで本当にぐはっっって感じだった。すげーーときめく。カメラで抜かれてスクリーンに映ったときとか破壊力半端なさすぎる。ほぼバックステージ側にいたので本人の姿をなかなか見れない位置だったのですがそれでも刺さった。

・ペンライト、「♪きみがほしい」のあとふっふぅー!という感じで2回短く振る。ジェロマ以外にも決まった振りあったのね。これ幸せ。

ジェットコースター・ロマンス

・バックステージから剛さん左、光一さん右をメインステージに向かって歩いて戻りながら歌唱。剛さん右手にペンライト持って振りながら、歩きながら歌唱。

・光一さんは自分のマイクで振りをするので声が飛ぶ(笑)。サビ前「もっと大きく!」とご指示が飛ぶ飛ぶ。ファンは楽しくなって応える応える(喜)。間奏で振りがちょっと休まると「休むなよー休むなよー!」って、でも「うそ(笑)」って言葉を続けて言うから光一さんらしいなぁって思う。

・剛さんはキレイに手首を回しながら、1番の前後くるくる、2番Aメロはジグザグ、Bメロ(サビ前)はゆっくり頭上で回す振りをお手本しながら歩いてくる。2番サビ位で本当に目の前に来て、ああもう本当にとてつもなくどうしようもなく、10メートルそこらの距離に堂本剛という人が存在して、目の前を歌いながら歩いていて。体の肉や骨格が感じられた。夢みたいで。

スワンソング

メインステージ戻ってきて、ダンスあり。例のあの振付!大サビの向かい合う所でキャー!ってなる客席。

 

MC(40分)

※網羅できず…アバウトな記載

★カウコンリハ

○こ>今日9時からカウコンリハだった(昨日もやって)。東山さんがいなければ出なくて~と思って光一さんが確認する(聴き方再現あり)も、俺は7時から起きてるよ、ということで撃沈(笑)。

○こ>KinKiコン→カウコン→KinKiコンを知らない人もいて、友人からカウコン頑張って、と言われるけど、その前も後もあるんだよ…と光一さん。知らないひとが多いんだよね。

トロンボーン

○こ>FNSで見たひとなんだこれと思ったでしょ、ブンブブーンで光一さんから剛さんへのプレゼントだったんだということを説明。

○こ>「情熱」でのあれな(笑)!と光一さん。すーぷあぁ!って感じだったなぁ(笑)と。

つ>これ練習せえへんのやで、今日3回目や。本番前練習しようかなぁ、と思ったけどしない、ということで大阪公演振りのトロンボーンだったとのこと。

こ>大阪では初日すー、とならず、2日目はぷぁー!となったもんな。大阪のホテルで練習してたやろ、凄い大きい音がなってたよな(笑)。俺その日隣の部屋でインタビュー中やってん

つ>「何のインタビュー?F1か。ならええか」って続けてん(笑)

 こ>あれぷぁー!って鳴るたび会話途切れるんだよ(笑)

○おもむろにはけてトロンボーンを持ってくる光一さん。

つ>ぷぁーぷぁーぷぁー(鳴) と数回鳴らす。

こ>これなんだと思います?(観客へ尋ねる)

 「Stay with me」やって

観客>(大爆笑)

○こ>つ(裏返る)、つよしくんはさぁ!このトロンボーン、練習するつもりなの…かなぁ↑(上ずり)…?! ←光一さんの裏返った声がめっちゃ可愛かった。

つ>折角やし、ファンクはブラスもあるから、練習しよかなぁ

○他にFNSのリハ中、剛さん浜崎あゆみのMのサビで合いの手みたいに鳴らしてたら、実は画面を浜崎あゆみのマネージャーさんが撮っていて、音入っちゃってるであろう、それに始め気づかずやってた剛さんと、気づいてたけど剛さんのこと眺めてた光一さん、という話もあり。

★大阪公演での光一さん飲み物との格闘

○こ>会場乾燥していて。ジェロマ→スワンソングの間で、メインステージ横に飲み物おいといたんだけど。マネージャーが親切でストロー付けて、しかもビニールかぶせてくれてて。あそこも時間ないから、俺はキャップあけて飲もうと思ったら、ストローあるやん!カバーかかっとるやん!!であああって格闘して飲んだ(笑)。その後マネージャーがストロー落ちてましたー(笑)って持ってきよるねん(笑)

○こ>今日寝た?

つ>俺はどうしようかなーと思ったけど寝てへん。

こ>ちょっと仮眠しようと思う時も、アラームなる3分前にマネージャーさんが時間ですよ!って起こしてくんねん!

観客>(笑)

お>俺は2回目のスヌーズで起きようと思ってんねん!って言う時あるよね(笑)

 

◎光一さん毒舌炸裂(笑)、剛さん優しいフォロー(笑)。

 

Alright!

・MCで今回のシングルにあたり、堂島公平さんが作ってくれた曲です、の紹介から。

鼓動、千々に

・本公演では、今年のシングルから5曲演奏されました。

Harmony of December(衣装④)

・幕間。HoDのPVの続編、のような映像がスクリーンへ。ディセンバー号に乗っていた少女と、恋をしていた少年がお互い青年になって、バー(?)で行方不明になったディセンバー号のチケットを持った青年が現れ、1~2時間後女の子が同じ店を訪れ、青年を追い掛けて再会・抱き合う、というストーリー。

・中央ステージが左右に開き、上下する橋のような上にお二人の姿が。民族衣装のような長いコート、剛さん茶系、光一さん黒系、胸にバッチが沢山。HoDでは橋が上昇。二人並んだ姿が神々しすぎて神か・美しい何か別の生き物か…と思った。崇高だった。これが尊いと云われるKinKi Kidsなんだな、と心底思った。そして美しいハーモニーだった。最後の剛さんのパートも綺麗で美しくて透き通るようで。

SNOW!SNOW!SNOW!

・橋が降りながらの歌唱。MCで「SNOW!SNOW!SNOW!」は歌いますよ!としっかりネタばれした曲が早速きた…!という感じ(笑)。この冬ソング2曲続きは本当に神々しかった…橋の演出も相まって。しかし私達の位置からだと中央の高く開いたスクリーンとその柱の関係で剛さんの実際の姿はほぼみえなかった。光一さんはかろうじて。神々しいお二人が並んだ姿はスクリーン越しでの鑑賞となったのでした。

愛のかたまり(衣装⑤)

・SNOW!SNOW!SNOW!が終わって、橋の手すりを開いて前進、メインステージへ進んでいく。あの、二人が並んで颯爽と歩く姿は、ああこれがKinKi Kidsなんだな、と感じた。仲良くきゃっきゃ歩くでもなく、仲が悪そうに歩く訳でもなく、表面上は一人と一人で、でもお互いがお互いを気遣いながら、凛として歩いていく姿が、これがKinKi Kidsなんだと思った。

・歩きながらコートを脱いで衣装⑤。純白で、キラキラがついた衣装。1番を歌い、アレンジver.の歌唱。1番後曲間から振付き…!シックで大人っぽい振りつきでした。

愛のかたまりはこれまでも原曲があり、アコースティックverがあり、そして2015年のアレンジverがあり、今回は振りつきで。KinKi Kidsのお二人と、ファンと、皆の愛で進化・深化していく曲なんだと思いました。

硝子の少年

愛のかたまり→硝子の少年とか、今回セットリストの曲目組み合わせが本当によく分かっていらっしゃる…!流石です…!というものが多かったです(HoD→SNOW!x3、愛かた→硝子、Secret Code→99%LIBERTYとかね!!)。振り付き、数年前に新しくなったものでした。

雨のMelody

・イントロの時点でうわぁぁぁ…!って感じに。素敵じゃー。♪雨が降る、の時の指の動きが画面に映って、吸い込まれそうな気持ちでした。

・2番のサビで剛さん膝爆発。私は丁度双眼鏡で見ていて、ぱん、ていった時とくっ、って険しくなった剛さんの表情を双眼鏡越しに生々しくみてしまった。2番サビはほぼ体動かすだけで、大サビ前の感想は簡略的に踊る姿、大サビは元々振りなし。大事だったかな、この後踊る曲あるかな、カウコンや明日の公演は大丈夫かな…と祈るように見ていました。

Secret Code

・剛さんジャケット脱ぎ。肩口で切れたデザインで、二の腕~指先まであらわに!剛さん右側、光一さん左側に(花道人力車)。

99%LIBERTY

・バックステージ側から剛さん左側、光一さん右側へ。目の前を通った時は、正面で向いてくれはしなかったけれど、私達より上段へ片手を振った姿を見せてくれました。その後メインステージ側に戻る後ろ姿が、白の上下衣装に包まれた、大きな背筋と、丸い上腕二頭筋と、筋肉と筋の肘から下が、目に焼き付いています。ああ堂本剛さんは人間なんだ。実在していて、東京のどこかで今も生活を送っていて、色んな事を考えて舞台を作り上げて、今日という日はステージに立って私達を魅了してくれて、それが終わるとまた生活に戻っていくんだ、ということをひしひしと感じました。実在した人間、二次元ではなく三次元の人なんだということを強く感じました。そして、私達は平等に年齢を重ね、こうしてそのお姿を見られる、今のような関係性がいつまでも続くものではないということを同時に感じました。雑誌ではつるつるした肌を見せていても、スクリーンに映る肌や汗や歌う時の皺は36歳男性のそれで、私達も平等に年齢を重ねているのだと。また、剛さんは一つ一つを真摯に生きた結果として、今日という日を迎えているのだと感じました。

ちがう道、おなじ空

・バックステージで挨拶。挨拶が始まってはたとして、なんかあああっという間だ、もう終わってしまうなんて信じられない…という気持ちになりました。そのままはけ。

 

アンコール

鍵のない箱(衣装⑥)

・キンキ!キンキ!のコールの後、登場!メインステージの扉が開き、レンガのような形の、白地に「Tsuyoshi/Koichi Domoto」の文字と青色のラッシュが文字下に引かれた、もこもことした気球に乗って登場。高い…!人力で動かしていて、先ずはメインステージ→バックステージへ直線で向います。一番上の席の人にも近いんだろうなこれ…!

・衣装は剛さん緑、光一さん白黒のチェックスーツ。可愛い…(蕩)。

まだ涙にならない悲しみが

・剛さん左、光一さん右で横方向へ、メインステージへ戻る方向に。斜め下から双眼鏡で剛さんの姿をずっと眺めていました。お手振りいっぱい。

Anniversary

・この曲生でききたかった~思っていた~まさかアンコールの最後に歌ってくださるとは~(感涙)。

 

挨拶

★来年

○こ>来年はKinKiの活動が増えることを約束します!

 観客>キャー!

 こ>ま、そうならないかもしれませんが

 観客>えー!

 つ>そうなんですが(笑)

 こ>約束は破るためにあるものですよ、約束以上のものをお見せしますよ!

 観客>キャー!

★剛さんの膝

○つ>膝爆発しましたから。

 こ>そうなん?

 つ>カウントダウンではきっちり治して踊りますよ。

★はけ

・つ>あばよ!

 まさかの剛さんはけ挨拶「あばよ!」が画面に大映り(笑)。

 

エンドロール

・今日の公演からの写真と、演者さんのお名前が流れる。写真が、静止画が美しかったなぁ…。

 

 

私が明確に堂本剛さんのファンになったのはROSSO E AZZURRO発売よりもう少し前から(人生で初めて買ったCDがそれだった。シングルはカナシミ ブルー)で、それから何年も何年も経つけれどコンサートに参戦したことはこれまでなくて。

今回参戦して感じたことは、剛さんも人間なんだ、ということでした。TVや雑誌では穴があくほど見ていた姿でも。実際に拝見して、いろんな場面でKinKiのftrを「尊い」と表現する理由を全身で感じたし、王子とも天使とも、ある意味二次元に近いような感覚として崇高さを覚える場面は沢山ありました。けれど、花道で10メートルもないような距離で目に映った剛さん、光一さんは当たり前なんだけれど三次元の人間で、36歳の男性で、今この瞬間命をしている御方で。

そしてあとどれくらい、こんな風に全身全霊で剛さんを愛することのできる時間があるのかなと。「10years」の10年後を迎えて、今も剛さんと光一さんは唯一無二の二人で並んで、歌って、笑っているけれど、25周年になったら40歳を越えていて、応援する側である自分も結婚したり家庭ができているかもしれなくて、30周年の、今から10年後は理想の姿はあっても、実際は正直予想もつかなくて。

今この瞬間、今日という1日を、この御仁が生きている同じ時空で生きていること、それに心から感謝して、今この瞬間お贈りできる最大限の愛を賭して生きていかなければ。将来どこかで後悔するのかもしれないと思いました。

それと、どうやら人生観が変わったようで、仕事での取組すら変わりました。凄い。

 

2016年は活動を増やしたい、と仰ってくださっているので、全身全霊でそれにお応えしたいなと思います。またこんな風に、ただただどうしようもなく愛しています、という気持ちに溢れる日が来ますように。